犬選び

 感染症流行下で、犬を飼うのは延期せざるを得ないと思っていた。私が感染したら、犬の面倒を看る人がいないから。知人に頼むことはできるが、犬にも感染リスクがあるのに、知人に依頼するのは流石に気が引ける。

 しかし流行は一向に収まる気配がないし、終息には数年かかるだろうという見通しさえ出ている。犬がいないならこんな大きな家に住む必要はない。何のために引っ越したのか、次第に鬱々とし始めていた。

 そんな時に、この記事を見た。

コロナ感染者のペットを無償でお預かりする「#StayAnicom」プロジェクトを始動!

ニーズに応じて段階的に拡張予定。ペット飼育者の不安「私が感染したら、この⼦をどうしよう」を解消します

#StayAnicom プロジェクトとは

新型コロナに感染してしまった飼い主さまのためのサービスです。「困ったら、アニコムにステイしてほしい」という想いをもとに発⾜したこのプロジェクトでは、アニコムの保有する施設の⼀部を開放し、飼い主さまが隔離施設で生活する間や入院の間、そのペットを無償でお預かりします。お預かりの間は、アニコムの獣医師を中⼼とした社員有志がお世話します。

https://www.anicom.co.jp/release/2020/200410.html

 しかもこのサービス、保険の加入非加入を問わないらしい。広島でも行われるのかわからないが何とかなるのでは、と思い始めていた。で、犬を探し始めた。

 大家からは「10kg以下の犬」と条件を課されているが、10kg以下の雑種犬は少数である。保護を必要とする犬には小型犬もいるが、小型犬は神経質な犬が多くて扱いが難しいし、何より私は大きい犬が好きだ。それでなかなかいない10kg以下の雑種犬を探し始めた。

 10kg以下の雑種犬は保護犬サイトに載ってもすぐに貰い手が見つかるので*1、良さそうな犬がいたらすぐに問い合わせなければならない。複数のサイトをルーチンで毎日巡っていると、「犬の飼い方講座」を開催した保護犬施設に10kg程度の犬が入ったことを知り、今回行ってみた。

「犬の飼い方教室」に行った+α - ハマハナ帳

 もうすぐ2歳になる雄犬で、年齢はまずまず。おやつも手から食べられる。が、顔を伏せていて目が合わない。散歩にも行ったが、びくびくしている。何だかテンションが下がる。うーん……。スタッフからは、他の譲渡会にも行ってみることを提案される。犬を迎えようと決めたわけだし、これから迎え入れるには良いタイミングなので、積極的に探しに行こうかと思う。

 

 

*1:関東圏での需要が高いそうで、すぐ関東圏に出されてしまう。