「犬の飼い方教室」に行った+α

 現住地から90分くらい行ったところにある保護犬施設で、犬の飼い方教室が開催されることを知った。「これから犬を迎えたいと思っている人もどうぞ」とのことなので、行ってみることにする。出かけるついでに、実家の犬用土産も買ってくることにした。

道の駅世羅

 今回は世羅まで足を延ばした。「小さい」「駅伝のことばかりやってる」「こんにゃくと茶くらいしかない」等、大して魅力を感じられない前情報ばかり入ってきたので、一抹の不安を感じつつ訪問。初めて行った道の駅世羅はやっぱり小さかった。駅伝大プッシュだった。しかし、面白いものもあった。古代小麦天然酵母で作ったパンばかり売るパン屋のパンとか。マニアックなパンを作る人がいるもんだ、と野次馬気分で観察。

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あと、ジビエ類は割と充実していた。「肉のいわたや」さんの御膝元だというのが大きいのかなあ。

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 人用の肉はさほど安くないが、犬用の猪骨、ジャーキー等はその辺の相場を考えると物凄く安い。相場の30-50%オフくらいの値段で売られている。「食肉加工のついでに作りました」感の強いパッケージングで色気も何もないが、安全で美味しく食べられるならそれでいいの*1。これで内臓や肺のジャーキーが出てきたらもう完璧。そうしたらペット用ジビエは浮気せず、ここで買うことにするんだが。

 人用のジビエソーセージ「猪鹿腸(猪肉ソーセージと鹿肉ソーセージのセット)」も食べてみる。ソーセージというかフランクフルトサイズで結構食べ応えがあった。塩気と胡椒が強い。ビールと一緒に食べると最高なんだろうけどなあ。飲めないのが残念。

 田舎の道の駅なのに、地産野菜の販売は種類も量も貧相だった。山間部は寒さで野菜があまり育たないのかもしれない。先月、安芸太田町へ行った時も「漬物とイカフライ*2を具にした焼きそば」が地元グルメとして推されていたし。

 少し山を下って行った尾道の道の駅「クロスロードみつぎ」では、野菜は豊富に売られていた。

犬の飼い方講座

 定刻になっても始まらなくて焦れる。来るはずの参加者が来ないので始められないらしい様子。時間は守れよ、と思う一方で、そこの業界の流儀があるからなー、とも考える。10分後に集まった客を見れば、私ともう一人以外はこの保護施設から犬を引き取った人達ばかりだった。そりゃ、現顧客は大切にしなければいけないから、始められないわけだな。

 講座は聴講タイプのものかと思っていたら、参加者各人に発言を求めるタイプの参加型講義だった。「どうして犬を飼いたいのか」「犬を迎えたら真っ先にしなければならないことは何か」「犬にとって大切なことは何か」等、犬を迎えるにあたっての学習を十分に行った私には全く初歩中の初歩の話ばかりで、真新しいトピックは特になかった。もっと目を開かれるようなトピックはないのかね、と講座に対し斜に構えそうになるが、今の私は知識ばかりの頭でっかちに近い。セックスを本で学んだだけの童貞みたいなものだ。実際に飼養している人の話なら、思いがけない話が出てくる可能性があるので気を抜かずに聞く。……一頭目が大人しかったので二頭目を迎えたら、二頭目が大変なやんちゃで、襖を破壊&壁紙を剥がされたらしい。多頭飼育をすると、二頭目はやんちゃになりやすいらしい。一頭目が指導を入れないタイプ*3だとひどくなりやすいらしい。お、おう。最後は「犬の十戒」を皆で観賞。ベタだなーと思いつつ、やはり最後は涙目になる。

 今回の訪問時に訊きたかったことは、「成犬で迎え入れても、セラピードッグになれる可能性はあるか?」だった。スタッフの回答は「ある。2歳前後の犬が良いのでは」ということだった。子犬の方が学習はスムーズだが『3歳児のよう』な犬の世話をしながら働くのは難しい。それに1歳前後の犬は思春期のように敏感で難しい面がある。それなら、ほぼ成長が止まり性格も安定してはっきりしてくる、2歳前後の犬が良いのではないかという案だった。子犬の世話は難儀だなあ……と思っていたので、成犬OKと聞いて少々安心する。まあ、犬の訓練所での意見も聞いてみたいところではあるが。

 ここの保護犬施設は、系列施設の中でも清潔で、犬も穏やかだった。好印象。

 

 

*1:いわた屋さんのオンラインショップにペット用加工品のラインナップはなかった。安すぎて、通販にすると人件費がかかって割に合わないんだろうか?

*2:平べったいスナックみたいなやつ。お惣菜のイカフライではない。

*3:我関せずの態度を取るらしい。