季節は密やかに進む

 連日35℃に達する日が続いている。先週までは何とか5時前に起きて犬の散歩に行っていたのだけど、もう疲れた。最近は起きられず、5時過ぎに起きて6時近くに散歩に行くことになり、暑さでうんざりしながら毎日歩いている。

 いつになったら暑さが収まるのか全然わからない。しかし地面に落ちる蝉の数が増え、ベトベトした房をつける草が現れ、夜の散歩では蜘蛛の糸が絡むようになった。露地は初秋の虫や植物たちに移行しつつある。まだまだ暑いのに、静かに秋が近づいているのを感じる。虫や植物は、どうして自分の季節が来るとわかるんだろう。不思議でならない。