車もお引っ越し

 転居に伴い、免許の住所登録を変更しなければならぬと考えて、車も引っ越し手続きを取らねばならないことに気がついた。車を持って初めてのお引っ越しである。で、この「車のお引っ越し手続き」が物凄く面倒臭かった。しなければならないのは車庫証明の住所変更と車検証の住所変更なのだが、これがやたらと時間がかかる。それぞれ何に時間がかかるのかは以下の通り。

車庫証明

  • 住所を証明する書類を不動産屋に発行してもらわなければならない
  • 諸々の書類を調えて警察署に提出すると、一週間後に受け取りに行かねばならない(今時即日発行ではないのだ!)

車検証の住所変更

  • 警察署が発行した車庫証明を持って行かねばならない
  • 運輸局に行って変更手続きを取らなければならない

つまり、2つのミッションをクリアするのに最低二日はかかるのだ。運輸局は片道1時間以上かかるところにあるし、現住地の不動産屋は平日しか営業していないので、更にハードルが高かった。コロナで出勤停止中の現状でなければ、途中で心折れてミッションクリアできなかったかもしれない。

 そして、本日やっと運輸局まで辿り着いたのだが、これがまたややこしかった。車検証の情報を申請書類に転記しなければならないのだが、車検証の何処に転記しなければならない情報が載っているのか、ちゃんと探さないとわからない。車検証って一律のフォーマットは無いんだろうか。一律フォーマットにして、フォーマットの順に記載内容を転記できるようにしてくれればいいのに……。運輸局に行くだけでも結構な時間を取られるのに、運輸局到着後もこんなに時間と手間がかかるとは。車屋さんの代行業が成立するわけだわ。運輸局も素人さんと手慣れている業者が一度に来ることに慣れているようで、通常の受付窓口と相談窓口の二種類を用意している。不慣れな素人は相談窓口に行くと書類を丁寧にチェックして、手続きを丁寧に教えてくれる。しかしこれがまた一見して何の窓口かわからない窓口を増やす要因になっていて戸惑った。「業者窓口」と「一般窓口」とか、わかりやすい名称をつけて欲しい。

 さらに書類を提出してからの手続きもややこしい。「1番行って、15番行って、3番行って、2番行って」と、行くべき窓口が数字の順番になっていない。多分混乱する人が続出するのであろう、最初の窓口で地図を渡された。運輸局で行う手続きのパターンは大体決まっているだろうから、「車検の人はAパターン、変更の人はBパターン」みたいに、行く窓口をフローチャートで示したものを渡してくれないかしら。朝の受付開始早々に行ったのに、右往左往して手続き完了までに1時間くらいかかった。運輸局も色々工夫した結果、今の対応に落ち着いたんだろうとは思ったが、もう少しどうにかならないものか。疲れた。