浜松〜(輪行)〜清水→富士市

三保の松原

 天気は快晴。喜び勇んで清水駅から三保の松原へ。例によってちょっと道に迷う。アイスクリームが食べたくなり、衝動的に三保の松原売店で抹茶ソフトクリームを食べた。柔らかい舌触りで大変美味しかった。他の売店の抹茶ソフトより20円ほど高かったのだけど、ちょっと良い作りだったりするんだろうか?

こういう松林を抜けて海岸に出ると、ぽかんと富士山が見えた。

ここは天女の羽衣伝説の地でもあったらしい。水産加工会社のはごろもフーズはこの辺を本拠地とする会社であり、その名の“はごろも”は、天女伝説から来たとここで初めて悟る。
 はごろもフーズの故郷である清水港周辺は、造船工場もあったし、化学工場もあった。何でもやってるなあ。しかし食品を扱うところで化学工場って、嫌じゃないのかしら。
 帰り道、旧三保駅周辺の公園敷地内で、立体駐車場のようなものを見つけた。

 なんだろうこれは? と思ったら、津波避難所とのこと。津波発生の可能性が生じた場合は、ここへ逃げろということか。この辺は海抜2mしかないそうなので、こういうのが必要なんだろう。避難所ということで出入りは自由。ちょっと登ってみた。

 造船所も化学工場も富士山も。下に見える車両は三保駅跡に設置されている貨物列車(の、貨車部分を引く車両)。

太平洋岸自転車道(由比方面)

 事前に調べた内容では、国道1号線を延々行けば、富士市方面へ向かう道路とぶつかるはずだった。ところが、国道1号線は「ここから由比方面へ自転車・歩行者は行けません。太平洋岸自転車道を使って下さい」の看板が! どうすんだよこれ! 太平洋岸自転車道ってどれだよ!! ウロウロした結果、1号線沿いに自転車専用道が走っているのを発見。物凄く快適に飛ばす。「北斗の拳」に出てくる悪役になった気分でヒャッハー! 言いながら走った。しかし、見ていると1号線を疾走する自転車も数台。猛者だのう。ノーヘルで疾走する自転車もいた。自殺行為だのう。
 太平洋岸自転車道を過ぎると、東海道をのらりくらり。おお、ここが弥次さん喜多さんも通った東海道! 昔ながらの漁村と宿場町の趣きがあって、しみじみ楽しい。この辺の家は正月飾りとして、紅白の暖簾を玄関に吊るすようだった。
 疲労で少しフラフラしながら、富士市へ到着。富士山が物凄く大きくて綺麗だった。この日はずっと富士山を見ていた。
 ホテルにつくと毎年大晦日恒例「絶対に笑ってはいけない」を見るが、22時頃には寝てしまった。