犬に関連する私の最近の心持ち

 私が犬を譲渡した団体は、譲渡1か月後、2か月後、半年後、1年後の犬の様子報告を義務付けていた。面倒臭いし絶対忘れるとわかっていたので、犬のインスタアカウントを立ち上げ、保護団体をフォローしている。相互フォローして、先方にいつでもチェックしてもらえるようにしとけばいいじゃん、という方策。反って面倒臭いことになった気もするが、譲渡から2年半経った今も未だ週1-2回は更新しているので、問題なかった。

 犬自体のことはそっちに記録することにしているので、私自身の犬に関連する心持ちはこっちに書く。以前からその書き分けは決めていたのだけど、書こうと思っては忘れて今に至る。

 犬を迎えて2年半経ち、最近明らかに私自身が変わったと思うのは、工場や廃墟や鄙びた路地に対する興味の減退である。明らかにトキメキが弱っている。(あれ、あんなに好きだったのに)と奮い立たせようとするが、なかなか立たない。代わりに県内の廃道や「険道酷道」と呼ばれる道を探してはワクワクしている。ここへ犬を連れて行ったら、犬は張り切るだろうとか、楽しい散歩になるだろうとか、云々。googleストリートビューで周辺検索をして、車を停められる場所を検討して、往復ではないルートで元の場所に戻ることはできるか*1とか、総距離はどのくらいになるかとか、色々検討したり実際に出かけたり。
 ……と書き連ねていると、自分の興味の変遷に、犬が大きな影響を及ぼしていることを感じる。あまりそのように感じたことはなかったが「彼氏ができると趣味が変わる女」っぽいな自分。一方で、廃墟や工場から廃道/険道/酷道への興味の以降って、本質的には変わっていないような気もする。人の姿がほとんどない、しかし人が関わった(造った)気配のするものが好きというか。

*1:往復しても良いが、違う道を歩く方が楽しい。