保護犬団体のこと
飼い始めた犬は某保護犬団体から引き取った保護犬である。譲渡時の約束で、困ったことが起こった時は相談すること、譲渡1か月後、3か月後、半年後に状況報告&写真を送ることという約束をさせられた。物凄く面倒臭い&犬の様子について言葉が私の中から沸き上がって来るので、報告と記録を兼ねて犬のことを書く専門のSNS利用を始めた。保護犬団体にブログの存在を報告して、改まって詳細を報告をしなくても済むようにしようという算段である。
はじめに
さて、その保護犬団体のことである。SEKAI NO OWARIとコラボして幕張メッセで大々的なイベントを打ったり、寄付金を1億円余りも集めたり、やることの派手な団体である。一方で、犬の管理が杜撰だと内部告発されたり、犬を逃がしてしまったり、週刊新潮に叩かれたり動物愛護団体から告発されたり、色々ネガティヴな面も報告されている団体である。しかし、私は「犬を引き取るならここから」と決めていた。本拠地が広島にありアクセスが良かったし、告発されたことや記事になったことにちゃんと対応しようとしているように見えたのも理由の1つだ*1。それから、犬を引き取る際、住居の構造や収入まで報告させ、家屋調査と称して家の中まで見せるよう要求する団体は、規模の大小に関係なく結構多い。こういう大規模組織なら、(漏洩や流出があった時には叩かれるので)個人情報の流出リスクは低いだろうと思ったのだ。独居世帯の引き取りを認めていることも大きかった*2。
対応が手厚かった
犬を探して団体の本部にも支部にも行ってみたことがあり、支部の人と顔見知りになった。この人が物凄く親切だった。私の探している犬の条件を覚えていてくれて、「今条件に合致する犬が本部に入ってきている」と連絡をくれたり、実際に犬を選ぶ時に「本部に行く日だから」と付き添ってくれたり。そして、アクセスの悪い本部へ引き取りに行くのは大変だろうからと、アクセスの良い支部へ犬を移送しておいてくれたりもした。私のところへ来るとなると(長閑な山奥の)本部とは随分住環境が異なるので、どうなるか随分心配したのだけど、支部で多少馴らしておいてくれたのもありがたかった。迎え入れの前には家屋調査があったが、コロナ予防の観点から動画のみでOKだった。迎え入れにあたって、バリケンやブラシ等、用意しなければならない物品の相談にも丁寧に乗ってくれた。フードは今食べているものをプレゼントでつけてくれたので、二週間は購入の必要がなかった*3。到着してからの犬の破壊行為も、メールで応対してくれるし、まあ懇切丁寧。ここまでやってくれるのか、と正直思った。私は無償のサービスを良いことだと思っていないので*4、次に切り替えて行こうと思ってはいるけど。
成犬の保護犬を迎える選択肢は大いにありだと思うし(これは別日の記事で書く)、犬を探すための場所としてのこの保護犬団体は凄く良かった。他の人から相談されたら、私は多分勧める。