喪の作業が追いつかない

「懐深く、人柄が素晴らしい人」 鮎川誠さん死去に久留米の知人

毎日新聞

 ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のギタリストでボーカルの鮎川誠(あゆかわ・まこと)さんが29日、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。74歳。(後略)

 高橋幸宏が亡くなって、トム・ヴァ―ラインが亡くなって、感情の整理が追いつかないと思っていたら何と鮎川誠まで! ちょっと立て続け過ぎて、自分一人では抱えきれなくなってタバタ先輩(福岡出身・福岡在住)に電話。入れ込み方の軽重はあれど、福岡の民にとって鮎川誠はヒーローである。亡くなっちゃいましたねえ、としみじみ話す。ロックの人は若い頃に無茶しているだろうから(平均寿命未満でも)仕方ないよね、とタバタ先輩。そう考えるとローリングストーンズはすごい。セックスドラッグロックンロールの権化で多分鮎川誠よりもっと無茶しているだろうに、まだメンバーの3/4は存命だ。もしかすると影武者を立てているのではないか。そういう気もしてくる。

 何にせよ、しみじみと寂しい。私も40代も半ばとなり、先輩達が少しずついなくなっていく、そういう年頃に差し掛かっているのだろうとも思うが、それでも寂しい。