保護犬施設を見学

 職場の同僚に付き合ってもらって、保護犬施設の見学に行く。犬を飼うなら保護犬をと考えているが、具体的な段取りを考えるには施設見学を予めしておく方が良いだろうと考えてのことだった。

 人が近づくと犬達は吠えまくった。警戒吠えもあるようだったし、要求吠えの犬もいる。保護犬たちは中型~大型の犬ばかりだが、その姿形は多様で面白かった。リャマのような犬が印象に残った。施設の犬を一通り見て回り、引き取りの場合の具体的な段取り、希望する犬の性格と外見(訊いてくれる)についてスタッフと話して終了。現実的に実施可能なプランになっているのか不安な箇所が結構あったのだが、スタッフは否定せずに聞いてくれた*1。少し現実的な見通しは持てたが、さてこれからどうなるか。

 

運命の犬

 帰路、同僚から「運命の犬はいた?」と訊かれた。保護犬施設へ行ったことを別の人に話すと、全く同じ質問をされた。気になる犬、気に入った犬のことを少し大げさに訊いているのだろうが、同じ質問をされるのは面白い。でもきっと私も他人のことだったら同じように訊くのだろう。

 これは自分でも困惑している点なのだが、私は気に入る犬がいない。「この犬を私が飼うのは無理だな」と思う犬はいるが、「この犬がいい」という感情がまるでわかない。だから選べない。これまで、犬はもたらされるものだった*2こと、無闇に動物を触らない・可愛がらないようにしつけられてきたことが影響しているのだと思っている。自分の犬になると情がわいて可愛いと思うのだろうけど。しかし最初の段階で全く関心がわかない状態で、果たして犬を引き取れるのか少々心配。

 

*1:否定すると引き取り手を失う可能性があるから……というのもあるのだろうけど。

*2:犬は祖父や父の犬であり、私に選択権はなかった。