二級峡公園&石内浄水場に行った

 広島に来てから、めっきり自転車旅行をしなくなった。乗る機会は愛知にいた時よりも更に減った。上り坂も下り坂も嫌いだし、車が怖いのだ。しかし、以前バスの車窓から見た上水道施設が気になるので、バスを使って徒歩で見に行くことにした。快晴&紅葉が綺麗で、上機嫌で出発したものの、途中道に迷ってヘトヘトになる。地図では旧道が表示されているのだが、実際は行き止まりになっていたり、草が多くて進みにくかったりで、通れない場所が結構あった。

  • 二級峡公園
    • 私以外、他に誰もいなかった。紅葉は終わりかけだったが、歩道は紅葉葉で赤く埋め尽くされており、なかなか綺麗だったのに。
    • 落ち葉が結構多いので、山歩きの装備で行く方が良い(スニーカーは危険)。
    • 一人のところへいきなりダムの放水が始まり、サイレンの警戒音と放出される水の轟音が凄く怖かった。
    • さらに「甌穴橋」という赤い小洒落た橋はグレーチングで、下が見える。谷を渡る風と水の轟音でスリル満点。しかも渡っているとちょっと揺れるし。久しぶりに手に汗かく恐怖体験だった。
    • というか、堤の上にいるうちからもう既に怖かった。
    • 堤を渡ると、向こう側は「中国自然歩道」の表記があった。行けるのかもしれないが、装備不十分のため今回は断念。
  • 石内浄水場
    • 周囲は草ボーボーなのに、ここだけ整然と敷地が整えてあって何だか異空間。
    • バスの車窓からだと敷地全景が丸見えで、公園のように見えたのだけど敷地内は入れなかった。そりゃそうか。
    • こちらによると、今は飲用水には使われず、工業用水としてのみ活用されているらしい。
    • 敷地のすぐそばに右翼の街宣車が止まっており、住居もあった。そうか、右翼の人も生活があるんだよなあと妙に納得。
  • その他
    • 二級峡公園以外の場所で2回ほど中国自然歩道の看板にぶつかったのだけど、歩道として整備されているかは微妙。独りで行くと危ないかも。
    • 375号線の旧道を調べるのも面白いだろうと思っていたら、既にやっている人がいた
    • ラブホの脇にお地蔵様が数体建っていた。場所的にもサイズ的にも水子と推察されてちょっと怖かった。手入れされているのか微妙な感じも更に怖かった。
    • 375号線の脇道に入ると荒れた廃墟が多い。「どうしてこんな不便な山の中に家を建てたのだろう?」と思うので、まあ納得ではある。
    • 脇道に入って彷徨い歩いている時、辺り一帯に響き渡る爆音でラジオを流している家があった。周囲に一切人気がないので、なんか凄く怖かった。
    • スニーカーと普通の靴下で行ったら、20kmを踏破した辺りから足にできたマメの痛みに悩まされるようになる。装備と自分の体力は十分に把握して行かないと危険。

 何だかんだと面白かったが、振り返るとやたら怖い思いばかりしてるな。でもきっとまた行く。