ひまわりっ 健一レジェンド 1〜3巻
事ある毎に兄さん(偽)から「面白いよ〜、読んでみて!」と勧められ、週刊誌の方ではざっくり読んでいたのだが、それほど面白いとも思えなかった漫画。最初から通して読んだことがないと本日思い当たり、コミックで読んでみたのだが、これが面白かった。
父親というのは自分の理屈で動いてて、家族には家族各々の理屈があるのだということに全く思い当たらないことが往々にしてある。週刊誌で読むと、健一父さんはそういう「よくいる父親のちょっと濃い版」くらいの印象しか受けないのだが、コミックで読むと、予想の斜め上行く健一父さんの行動の畳み掛けに、ジワジワ笑いのボルテージが上がり、とうとう何かの拍子に笑い出してしまう。
笑いが生じる定番場面の1つに、突拍子もなく予想外の展開に出会した時があると思う。健一父さんの言動が生む笑いはまさに「予想の範疇を桁違いに外れた時に生じる」類のものだ。嗚呼ひまわり、王道のギャグ漫画だったんだなあ。そして、連載時とコミックとでこんなに印象が違うと思わなかったぞ。「面白い」と勧められたものは、コミックで一応目を通してから判断する方が良いのだと思った。ちょっと盲点だったわ。
- 作者: 東村アキコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/23
- メディア: コミック
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