最近読んだもの

 最近毎週漫画をレンタルしてきては読んでいるので、覚え書きなど。人気のあるマンガはやっぱり面白い。最近少し余裕が出てきているようで、陰惨な物も読めるかもしれない。仕事の息抜きとして漫画を読んでいる時は読み応えのあるような物はしんどくて読めなかった。読みかけで続きが気になりつつも読めなかった「ホムンクルス」や「ウシジマくん」もそろそろ読めるかも。

キングダム1-10巻

 「武力はあるが馬鹿でポジティヴな主人公の冒険活劇」って、ジャンプの王道だなあとしみじみ。彼が馬鹿だという設定のおかげで、当時の戦の形式や周辺国との関係性などが逐一説明されるので読みやすい。今のところ挫けずについて行けてるが、全部貸し出し中のことも多く、ゆっくりとしか読み進められないのが難。

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)

アゲイン!1-4巻

 自分の中にある虚無的な評価や価値観の囁きを聞きながら、それでもやるんだよ!という主人公の心の動きが凄くいい。野球の応援行事をきっかけに応援団が次第に一つになって、周囲を巻き込んで応援の熱を引き起こしていく様は思わず胸が熱くなってしまった。私のいた高校の野球部は弱小だったのだけど、1回だけ甲子園に行った。その時の予選の応援スタンドの熱とグルーヴが物凄かったことを思い出してしまった。私は野球に一切興味がなく、決勝戦の一部だけ高校の教室にあったTVから予選を見た。その時はそんな私でも圧倒されてしまうような熱量がスタンドから放出されていたことが印象深かった。

アゲイン!!(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)

アゲイン!!(1) (KCデラックス 週刊少年マガジン)

 あと、「シマコーに出てくる女たちのようなアプローチ」をかける柴田に爆笑。そうそう、シマコーに出てくる女たちのアプローチのかけ方って変にいやらしいんだよ!*1

西原理恵子人生画力対決

 大好きな画力対決だけど、この巻は特に面白かった。藤田和日郎島本和彦熱いなあ。2人とサイバラだけの回も面白かったけど、安彦良和を迎えた回の藤田の乙女ぶりに胸がときめきっぱなし。私は「自分の愛する対象について熱っぽく語る人」が好きでたまらないのだろう。思えば、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」観た時も、一番グッと来たのは本編じゃなくてマイコ―のバックダンサーオーディションを受けに来たダンサー達がマイコ―への憧れと愛情を熱っぽく語る特典映像だったし。

西原理恵子の人生画力対決〈5〉

西原理恵子の人生画力対決〈5〉

あんまりときめいてしまったので、対決を動画でも見てしまう有様。
D
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昔友人から「うしおととら」は絶対読むべきだ! と熱く勧められていたのだけど、友人の勧める漫画はテンションが高過ぎて、読んでいると物凄く疲れるので二の足を踏んで、結局未読のまま今に至っている。しかし今回の件をきっかけにちょっと読んでみようかと思っている。
うしおととら 文庫版 コミック 全19巻完結セット (小学館文庫)

うしおととら 文庫版 コミック 全19巻完結セット (小学館文庫)

*1:昭和っぽい古臭さも感じるんだけど、これは描き方の問題のような気もする。