鉄輪温泉編
役に立つ時があるかも・お宿編
- 滞在した宿が混むのはGW・盆暮れ正月らしい。
- 宿の部屋は外から鍵がかけられないが、貴重品は宿で預かってくれる。
- 寝室にはクーラーがちゃんとついていた。夏泊まってもでも快適に眠れると思う(多分)
- 備え付けの食器類は一度洗ってから使う方が良い。なんか汚れててゾッとした。
- 共同使用の冷蔵庫&ガスコンロあり。焼き物も多分できるはず。
- 宿に洗濯機あり。確かコイン要らず。
- テレビは100円入れると見られるタイプ。
- 部屋中に物干しロープが張ってある。しかも温泉熱で乾くのも早い。
宿は凄く良かったです。引退後*1はこういうところで過ごしたい!とすら思った。また、若い女二人連れは宿的に珍しい客だったようで、なんか女将さんは戸惑っているようでしたが(この宿を知ったルートとか職業とか色々訊かれた)、宿の設備と使い方を懇切丁寧に教えてくれたし、友達ん家のお母さんのような優しい雰囲気の方で、リラックスしまくりでした私。
街の印象とか諸々雑感編
- 初日(23日)は閑散としていて、かろうじて見かける歩行者も高齢者ばかりだったのだが、24日(イブ)になったら急にカップルが街中にわさわさ増えて驚いた。私に付き合っている人がいたら、今回の連休のような場合は泊まりがけ旅行にするか、23日に出かけて24日は二人でダラダラ部屋にいる、というスケジュールを組むだろうが、イブの前倒しはしないものなのかあ、と世のカップルのマメさにいたく感心。
- 市営温泉には大抵温泉の神様が祀られていた。温泉は神の恵みということなんだろう、と何だか神妙な気持ちになり、行く先々におはします温泉の神様に手を合わせる。
- あちこちに私道のような細道があり、それらはちゃんと大きな道に繋がっていた(どこかの敷地に入って行き止まり、ということがなかった)。好んで細道を歩くのは楽しかったが、見た目はもうイイトシこいた大人なので「そこはウチの敷地内だ!」と怒られないか多少ヒヤヒヤした。
- お土産屋が極度に少ない。メインストリートで3軒しか見当たらず。しかもお土産として買いにくいようなもの(藍染のファンシーグッズとか、生姜の砂糖漬けとか漬物とか)ばかりが目についた。
- 「海の駅」にも行ってみた。ここは観光客相手の店で、土産物が非常に充実していたが、土産物を包装してくれないし(頼むと露骨に嫌な顔された)、扱う生物は全国で獲れた物だしでかなり萎えた。「ガンガン売るぜ〜!」という売り手の気迫が全く感じられない。いったい商売する気があるのかねチミは。と思ったり思わなかったり。
- メインストリートが真新しい石畳だったり他の通りも石畳に改装中だったり、市営の蒸し湯を新設したり、新規客を呼び込むための取り組みが行われている真っ最中という感じだった。確かに身体にガタが来始めた高齢者をメインの客層としている現状では将来先細りだと思うが、新しい客を呼び込むならもう少しリスク管理をきっちりやらないとまずいんじゃないかと思った。現状システムがあまりにも大らかなんですもの。この、客の良識を信頼した作りでは、一度悪意のある者が入ってきたら、あっという間に荒らされてしまうだろうと思った。しかしそう思う半面、この大らかさが何とも過ごしやすくていいなあとも思うわけで、街活性化のために客が増えて欲しい地元の努力もわかるし、でもこの大らかさは残していって欲しいとも思うし、何とも胸中複雑だった。数年後に今の雰囲気が残っているかどうかは正直微妙な感じだったので、それほど時間を開けないでまた行ってみたいと思う。
地獄蒸しをしている時、Iさんと2人で上がりかまちに腰掛けて、食材が蒸しあがるのを待っていた時*2、釜をぼんやり眺めていたIさんがぽつんと言った。
「なんか、日本じゃないみたい」
うん? と思ってIさんを見て、私も釜を見た。それが今回の旅行で何だかグッときた瞬間。