温泉と散歩

 今日はIさんが整体に行きたいというので、今日もお風呂めぐりをしたい私と別行動で過ごすことになる。
 市営温泉を廻りながら、湯冷ましにその辺をぶらぶら歩いた。この日は写真も撮ったのだけど、今(26日)見ると、ボケまくりだし、説明の補助にも役に立たなさそうで、ほとんど使えるのがなかった。やっぱりデジカメを買うべきなのかしら。

泊まっている旅館の裏の小道に建っていた建物。旅館の裏の小道は、こういう建物や温泉の複雑な配管がじっくり見物できて、私の琴線をかき鳴らしっぱなしの素敵な小道だった。

 satelaの「タネ」シリーズを見た時に脳裏をよぎった植物。黒いタネもいいけど赤いタネがいいなあ、と思ったのも、この植物が頭にあったからだと思う。

高台から鉄輪地区を見下ろす。JRが別府の旅行パンフレットを出しているのだが、あのパンフレットは多分ここから写真を撮ったのだな、と思った。

 これ、ガス管か何かの印ですよね? 容易に転げ落ちそうな、積み上げた石のてっぺんにこれがあって、凄く不思議だった。

鮮やかなタイル装飾。

文化財指定されている富士屋旅館さんの裏の塀。割れたガラスが塀に累々と埋められていた。泥棒除けなんだろか。

オモチャみたいだった植物。

今回の市営温泉廻りで、最も素敵だった「谷の湯」。靴履いたまま戸を開けたらいきなりコレ! 何処で靴脱いだら良いのかもわからない! つげの世界みたい! 誰もいなかったので伸び伸びゆっくり浸かったが、混雑時(あるのか?)は物凄く大変そうな造り。「入浴前に体をキレイに洗ってからお入り下さい チッシュがお湯の中に入り大変困ります」と書いてあったのには萎えた。みんな、しっかりかけ湯をしてから入ろうぜ!

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 私は風呂に入ってばかり、Iさんは寝てばかり*1の日だった。驚くくらい心が穏やかで、普段はぼんやりしていてもとめどなく言葉(思考の断片)が湧いてくるような感覚があるものだが、この旅行の時は何も浮かんでこなかった。特別楽しいとか、幸せという感じもないのだが、頭の中がつるんつるんになってしまう、頭の中をリセットしてしまう、そういう快感。別府の時のように、町並みに激しくココロわし掴まれることはなかったが、ゆっくり過ごすには凄く良いところでした。

*1:私が旅館に帰ってくるといつも部屋にいて、いつも眠っていた。