カリントウとわたくし

 しょっちゅう飴ばかり食べてるくせに何なのだが、「it's砂糖!!」という甘さが苦手だ。岩納豆*1や鶏卵素麺*2を食べるとこめかみのあたりが痛くなる。
 砂糖の中でも黒砂糖は特に苦手だ。なんですかあの色と風味は。ふ菓子は子どもの頃怖くて食べられなかったし、今もふ菓子の端の黒砂糖が固まってる部分を食べると黒砂糖の風味と甘さでえづきそうになる。だから「身がスカスカじゃない黒砂糖菓子」黒棒を初めて見た時は衝撃的だった。怖くて未だに食べたことがない。
 そんな私だが、最近断りきれずカリントウ300gをいただく羽目に陥った。色々とあっていただいたカリントウなので即座にまとめて捨てるほど非情にはなりきれないし、かといって普段食べる菓子として消費する意欲もない。さてどうするか……で、「自転車で出かけた時の一服菓子に使えばいいんじゃね?」と思いつき、ビニール袋に小分けして出かけてみた。
 結果、凄く良かったです。普段食べると強烈なあの強い甘味が、自転車小休憩時につまむと染み入るように美味しい。あとお茶があればバッチリ。しばらく自転車のお供はカリントウにしようと思う。

*1:半溶けで固まった上白糖の中に甘納豆が混じっている菓子。福岡に来てから初めて見たが福岡銘菓なのかは不明。

*2:福岡銘菓。黄卵と砂糖で構成された、素麺の形状をした菓子。口に入れると黄身の濃厚な風味と砂糖の甘さが押し寄せる。多分黄身好きにはたまらないと思う。