蓼食う虫も好き好きとは百も承知ですが

盗撮:靴下にカメラ仕込み 県警鉄道警察隊、容疑の男逮捕――JR宇都宮駅/栃木毎日新聞
 靴下に仕込んだ小型カメラで女子高生のスカート内を盗撮したとして、県警鉄道警察隊は19日、小山市城東5、会社員、A(引用者により伏字)容疑者(31)を県迷惑防止条例違反の疑いで現行犯逮捕した。
 調べでは、A容疑者は同日午前8時ごろ、宇都宮市川向町のJR宇都宮駅構内の売店で、同市の県立高3年の女子生徒(17)のスカート内を撮影した疑い。不審に思った生徒の連絡で、同隊員が店舗内にいたA容疑者を任意同行。隠し持っていたビデオカメラに映像が残っていた。
 同容疑者は、CCDカメラ(レンズ直径1ミリ)を靴下に隠し、レンズ部分が出るようサンダルをはいていた。ズボン内にコードを通し、ウエストポーチのビデオカメラから操作していたとみられる。(後略)

 「盗撮」という行為が話題になり始めた頃からずっと思っているのだが、盗撮をする人は盗撮のどの辺にグッとくるのかイマイチよくわからない。撮る行為そのものが? それとも撮影後の映像が?? もしかすると、私が想定し得ぬ面白さがあるのか???
 それでも、今回取り上げたこの事件のような盗撮は頑張って想像すれば、どのへんがグッとくるポイントなのかまだわかるような気もするのだが、公衆トイレのような公共の場所にカメラを設置するタイプの盗撮となると、どの辺が醍醐味なのかほとんど想像がつかない。設置カメラで盗撮の場合は、空振り*1も多そうだし……。犯罪のリスクを背負いながら、あの手この手の工夫をこらし、空振りにもめげず、今日も盗撮に勤む人達がいるのだと思うと、欲動の底知れなさを感じてつくづく不思議な気持ちになるのです。

*1:ここで言う「空振り」はターゲット外の対象が映る・誰も来ない、などを指す。私は盗撮する人の感覚がよくわからないのでこれらが「空振り」なのかも想像の話ではあるが。