映像の世紀1

 世界史が全く頭に入っていないので、今回見て初めて第一次世界大戦の経緯を知る。何故サラエボオーストリアの皇太子が暗殺されたらドイツがサラエボ征伐に出てくるのか、さっぱり理由がわからなかったのよー。
 映像が開発された最初期の頃にゴーリキーが映像を見た感想として、「黄泉の世界のようだ。色も音もにおいもない」というようなことを書いていたと紹介されてハッとする。映像を見ると、その事件その時代をわかったような感覚になるけど、実際のところはわかってないのですよね……。映像(視覚媒体)が「理解させる(または理解したような気にさせる)」力は、他の知覚媒体と比較して絶大なんだろう。