映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望

 第一次世界大戦終了と、ナチスの台頭のおはなし。よく言われることだけど、ヒトラーの演説の迫力は物凄いものがあって、興奮のあまりこの人このままバッタリ倒れたりしないのかしらん? と思ったりした*1アウトバーンフォルクスワーゲンを作ったのがナチス政策の一環だったことや、第一次世界大戦終了後の大変なインフレに収拾つけたことは知らなかったし、「大衆の興味を惹くように・大衆にわかりやすいように」することに焦点付けた選挙運動や演説の手法は今の時代にも使われる手法だとわかって面白かった。ナチス政権下のドイツがチェコオーストリアに侵攻しなかったら、結構長くナチス政権って続いたんじゃないか? とも思う*2
 あと、生活が苦しかったり不安定だと、俺について来い的な指導者が選ばれ、政府が国民に努力と我慢を呼びかけるのは世の常なのかしら。

NHKスペシャル 映像の世紀 第4集 ヒトラーの野望 [DVD]

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*1:チャップリンヒトラーの演説の物真似をして、最後に倒れるオチをつけていたような気もするが、記憶が定かでない。

*2:この番組の中では、ナチス政権下のドイツが他国に侵攻したので外国が干渉した、と説明していた。ホロコーストだけだったら、諸外国に大きな不利益がないうちは他国からの干渉はなかったんじゃないか?と思うのだけど。