「ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ」

 携帯を目覚まし代わりに枕元へ置いて使っていた。夜、寝る前や寝ている途中で目が覚めると、携帯をいじってネットを見ていた。この習慣がもう10年くらい続いていた。しかし、ふと「寝る前に自分の考えを思う存分楽しみたいな」と思った。でも枕元に携帯があれば、結局は携帯をいじることだろう。そこで携帯は別部屋で充電することとし、枕元に目覚まし時計をおくようにした。すると、読書量が飛躍的に増えた。

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叶わぬ夢

 感染者の増加に伴って12月の半ばくらいから再び在宅ワーク時間が増え始め、現在はほぼ在宅ワークで過ごしている。職場に行くのは週二日程度。犬の散歩がタイムスケジュールの良いアンカーとなり、意外と規則正しい生活で仕事している。何しろ、朝いつまでも寝ていると苛立った犬にカーテンを引きちぎられるリスクがあるので*1、寝坊をしなくなった。寝坊をしなくなったら、夜の就寝時刻も早くなった。

 このような生活状況になると、大きな楽しみは食事である。家から2-3km歩いたところに小洒落たパン屋があり、犬の散歩ついでにそこへ寄りたいという夢がある。犬の散歩のついでに朝食のパンを買うなんて、パリジェンヌみたいで素敵じゃん。パリジェンヌがそんなことするのか知らんけど。

 しかし、犬を散歩に連れて行くと必ずうんこをする。うんこ袋をぶら下げてパンを買いに行くのはどうにも嫌だ。うんこに直接触れるわけではないが、うんこを拾った手でパンやお金のやり取りをするのも嫌だ。というわけで、結局夢を果たせずにいる。パリジェンヌはどうしているんだろう。いや、だからパリジェンヌは犬の散歩ついでにパンを買いに行くのか知らんけど。

*1:不満があると無言でカーテンを引きちぎる。カーテンを引きちぎる時は、排泄に行きたくて我慢している等、大体納得の行くような余程の理由があるので、怒れずにいる。

ままならぬ

 11月の上旬から犬が何となく体調を崩した。嘔吐したり、便が柔らかかったり、時に下痢をしたり。訓練所の週1預かりを中止し*1、獣医に連れて行き、時には入院したり。寒さも心配して、毛布を入れたりエアコンを24時間フル回転させているが、やはりあまり改善しない。こんなに消化器系の不調が長引く理由は獣医もわからない様子。医師の指導の下、餌を様々なメーカーの消化器用療法食に変えて様子を見ているが、イマイチ改善しない。入院管理した時は好調だったので、主治医からは家での管理の悪さを疑われている。しかし体調を崩す前後で特に生活を変えた自覚がないので、私も途方に暮れている。毎週1万ずつ飛んでいくが、犬の体調は一向に改善せず、しかしどうしたら良いかわからない。犬もしんどいだろう(しかし苦痛を軽減してやれない)と思うのも、地味に心を削られる。

 今年の年末年始休暇を私は楽しみにしていた。夏は暑いので、犬連れで出かけるには不向きである。寒い季節は犬の季節。やっと私にも慣れてきて、休暇中に犬を連れて何処へ行こうか、とても楽しみにしていた。海もいいし山もいい。いつもと違う公園に行くのも、ドッグランに行くのもいい。しかし、どうもそれらの期待はふいになりそうな案配である。

 こんなはずじゃなかったのに、という思いはある。犬が来たら、しつけや問題行動では色々あるだろうと思っていたが、体調のことでこんなに心を砕くことになるとは思っていなかった。犬は大人しくてまるで問題行動は無いので、この冬は楽しいことばかりになると思っていた。しかし、命を迎えるというのはこういうことだよな、という妙に達観した思いもある。自分の命もままならないものなのに、況や他者の命をや。まあ仕方ないよな、と思いながら犬を見ている。

*1:代わりに朝4時に排泄に連れて行かねばならないので、日雇い仕事の日はフラフラになっている。

犬を飼っていると、犬がいてもいなくても楽しい

 毎週日曜は犬を訓練所に預けている。なので日曜夜~月曜朝は犬がいない。それで日曜の夜は特別感が凄い。どこかで外食しようかとか、犬を預けた帰りに何処かへ寄ろうかとか、色々考えて妙にウキウキする。では、犬の散歩が負担なのかと言えば、そうでもない。犬がいればいたで、散歩を含めた夜のスケジュールを考えて張り合いが出る。犬を迎えに行く月曜夜は、犬に会える嬉しさでソワソワするし。

 というわけで、犬を飼っていると犬がいてもいなくても楽しい。犬すごい。

豆のサラダ(作成中)

  • 茹でた豆(えんどう豆、大豆、ひよこ豆など崩れにくい豆)
  • きゅうり
  • にんじん
  • セロリ
  • 大根
  • ツナ缶
  • 昆布茶
  • お酢

 

きゅうり、大根、にんじんを角切りにする。セロリは暑さ2-3mm程度の薄切りに。

きゅうりと大根は塩もみして水気をきり、にんじんはレンジで茹でる。

きゅうり、大根、にんじん、セロリ、油を切ったツナ缶、豆を混ぜる。

昆布茶粉とお酢を混ぜ、数時間~一晩寝かす。

 

 食べる直前にマヨネーズであえても良い。で、これを私は何処かで見たことがあると思ったら、ロシアのオリビエサラダだった。

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 ということは、ツナ缶じゃなくてハムでも良さそう。あと、刻んだオリーブの漬物やレモンの皮を入れても美味しいかな、と思った。ビーツを加えるなら、ビーツはサラダに添えるか別層にして「シューバを着たニシン」風にすると、飽きの来ない味になるかな。

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コロナ禍の中の子ども

 この肌寒い日に、隣の家の子ども(小2)が水鉄砲で遊んでいた。よく見たら、感染対策用のフェイスシールドをかぶって水を掛け合っていた。そう来るか。

 

 

恋は幻、雨は毛布、愛は真菌のように

 ネットで仕事関係のことを検索していたら、不意に犬の名前が目に飛び込んできた*1。その途端胸がキュッとなった。このような体験は、犬が可愛くて仕方ないとか、犬への愛情を痛感するようになってから生じるものだと思っていたが、そうではないらしい。いつの間にか随分犬が私の頭や心を占めるようになっていることに気がつき、背筋が寒くなる。こうやってカビや水虫のように、無症状のうちに思考や感情を侵食していくのだな。怖っ!

 自分がペットロスになるのではないかと(今から)心配しているので、くれぐれも油断は禁物だわ。 

*1:犬の名前は固有名詞から命名していないので、うっかりすると目撃する語。