選挙とラーメン

　選挙に行った。立候補者５名のうち４名は自民党の推薦を受けていたり、自民党から応援されていたり、自民党議員の地盤を引き継いだりで、ほぼ自民党の息がかかった立候補者ばかり。住む前まで広島は革新系が強いと思っていたが、全くの誤解だった。多分「はだしのゲン」由来の誤解だな。

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

 　投票所に着いたと思ったら、ここではないと言われて驚愕。ここから500mも離れていない場所が私の投票すべき投票所だった。今年度から投票所が変更になって遠くなったんだけど、何故ここにしたんだろう。

　投票後、美味しいと評判のラーメン屋に行く。店主の考えが沢山張り紙になって張ってあるお店だった。「この一杯に勝負をかけています」「注文を受けてから一杯ずつ心を込めて作っているので時間がかかります」等。空腹の身に待ち時間20分は堪えた。「スッと何気なく出てきて、それが美味しい」みたいなラーメン屋が私はいいなあ。

　どうも体調もあまり良くなかったらしく、注文を取るおばさんの声や券売機から出てくる硬貨の落ちる音が耳に響いてつらかった。水の中に入った時のように、音が変に割れて聞こえるんだよなあ。しかも右耳だけなので、妙に立体感のある響き方をする。右耳は歯科での歯石除去時に耐えられないほど音が響いたりするし、何かあるんだろう。超音波が物凄く響くとか、野生の生き物っぽくてカッコいいなあと思うのだが、そんな呑気な話でまとめておいて良いのかどうかはよくわからない。