かす汁と酒粕
米×米
同輩が語るかす汁(味噌味)があまりに美味しそうだったので自分で作ってみたのが一昨日。何故か鍋3杯分もかす汁が出来てしまっていた。計画甘すぎ。
「ブワッと酒の匂いがするくらい酒粕をいれたのが美味い」と聞いていたので、これでもかと酒粕を入れたら、汁がドロドロにとろみがついている。……甘酒だってもう少しサラサラだと思うんだが。こげないようにグルグル回しながら温め直して飲んでみたのだが、恐ろしい見た目とは裏腹に結構いける。というか酒粕の匂いが強くて、具材の匂いが全然しない。なるほどこれは魚介類を入れるわけだわ。今回は豚肉を使ったが、次回作る時は魚を使ってみよう。
具だけ先に食べてしまうと、残ったドロドロの液がオートミールっぽい。私は汁物の汁を飲むのが苦手で、汁を飲まないと駄目だろコレ、というような料理*1の場合は大体御飯を投入して有耶無耶にして食べることにしているので、今回も御飯を投入。かす汁のねこまんまは物凄く重い味で、朝からクラクラする。考えてみれば酒粕とは発酵させた米なので、米の汁に米入れて食べてるということか。
酒粕とは、単なる米のしぼりかすにあらず
「酒粕って麹の発酵が終わった後の米のしぼりかすでしょ?」と思っていたのだが、実は酒粕は栄養満点らしい。
「酒粕」の成分 可食部100gあたり
エネルギー 227Cal
たんぱく質(システインなど)…タマゴ2個分
繊維質 …リンゴ100gの6倍
ビタミンB1…レモン15個分
ビタミンB2…リンゴ5個分
ビタミンB6…レモン8.5個分
ナイアシン…バナナ3本分
イノシトール…牛乳200cc分
葉酸…トマト1個分・ユズ8個分
パントテン酸…トマト1個分・リンゴ10個分
ビタミンH
ペプチド豊富なミネラル類として、 銅・亜鉛・鉄・りん・マグネシウム・カルシウム・カリウム・ナトリウムなどが含まれていますので、現代日本人の不足しがちな部分を補うことが出来ます。
また、「酒粕」は、清酒の中に溶け切れなかった米粒・米麹・酵母などを含んでいるため栄養価は高く、とくにアミノ酸は必須アミノ酸を含め、約20種類が含まれています。(後略)
何だかエライことになってるな酒粕。あとアルコール分が8%くらいあるので、お酒が弱い人は食べ過ぎないようにするかアルコールをよく飛ばすような調理をしないといけないらしい。
実は今朝、上記の濃ゆいかす汁を食べてから電車に乗ったところぐっすり眠ってしまってあやうく寝過ごすところだったのだが、もしかすると軽く酔っていたのかもしれない。
*1:豚汁とかシチューとか、具材の旨味が汁に溶け出している類の料理。