アレよりもコレよりも何よりも

韓国、GSOMIA破棄を日本政府に通告 11月に失効(毎日新聞

 韓国政府は23日午後、日本政府に対して、日韓の軍事情報包括保護協定GSOMIA)を破棄すると通告した。日本外務省が明らかにした。韓国外務省の担当者が長嶺安政駐韓大使に破棄通告の口上書を渡した。日韓GSOMIAは今年11月、失効する。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮や軍拡が著しい中国への対応などで、日米韓の連携に悪影響が及ぶのは必至だ。

 どんどん状況悪くなってるなあ……としみじみしている場合ではない。日韓関係はどこに着地点を見出すのだろうと思うが、実のところ韓国情勢、最近ミサイル打ちまくりの北朝鮮情勢、返ってこない北方四島ロシア情勢よりも、河野太郎の顎が気になって仕方ない。

 例えば、韓国外相と握手を交わした先日の写真。

www.huffingtonpost.jp

金時計か竹時計かよりも何よりも、気になってたまらないのは顎。どうして義歯を外した後のような顔になるのか。歯が抜けてるのか? 2018年の写真を見ると歯はまだあるようだが、歯槽骨が痩せてきているのか。講演の動画を見ると、ちょっとクシャッとした活舌なので、奥歯がなくなっているのかもなあ。

 何枚か写真を見ると「義歯を外した後のような顔」は、彼の決め顔っぽい。歯が無くなってきているなら義歯をちゃんと入れた方が良いと思う。もしくは決め顔を変えた方が良いと思う。河野太郎の言動に和みや愛しさは一切無いが、あの顎を見ると「おじいちゃんたら、義歯忘れてるわよ……」みたいな和みスイッチが無駄に入るので、自分が面倒臭い。

休日

 午前中は髪切り、午後は映画、夜は広島市内に一泊というデラックス休日スケジュール。

私の中の偏見

 髪を切らないとそろそろ限界なので、良さげな美容院をネットで見繕って初訪問。淡いピンクの外装でファンシーな店名、天使の羽を模したような一筆書のイラストが店名の脇に添えてある。

 中に入ると、しみけん似の男性スタッフと、ガチムチマッチョな男性スタッフがいた。外装とスタッフのギャップに戸惑いまくるわたくし。……チャラいし怖いし、何故そんなに日に焼けているのか。で、そんな外見なのに、シャンプーやカットで作業を切り替わる時の声掛け「お疲れ様でした」「承知しました」等が鼻にかかった裏声。語尾も上がる。「お疲れ様でした☆」って、語尾に星がついてるのが見える感じ。おふたり、ゲイのカップルなのかなあ……。

 しかし冷静に考えれば、チャラかったりガチムチマッチョだったりする人がファンシーな佇まいのお店を経営してたっていいし、裏声出したっていい。ゲイかもしれないし、別にゲイじゃなくてもいい。その辺に戸惑うのは私の偏見だよなあ。カットが上手なら何だって良いじゃないの。カットの仕上がりは普通だけど。裾がスッカスカになって、「襟足延ばしてるヤンキーの子ども」みたいになった*1

 

東京裁判」デジタルリマスター版

 私以外の観客は、明らかに60を越えている高年世代ばかりだった。午前中の髪切りで髪切りの兄ちゃんにシベリア抑留の話をしたら、シベリア抑留を全然知らなかったし、こんなに歴史を関心がなくて大丈夫か日本の若者。と思ったが、考えてみれば今日は平日なので、そりゃ若者は来ないわな。

 裁判に挙げられた戦中の出来事をおさらいした後で、その出来事に関する裁判のやり取りを見せるという形式。この形式はわかりやすいけど時間がかかるからか、ナレーター佐藤慶が要点をまとめて話してしまうことが多く、被告達の肉声を聞く機会が少ないのが惜しかった。やり取りを聞きたいのに! と思うが、その分出来事の解説時間を削れば、何が議論されているのかわからないことも出てくるだろうから、痛し痒しですな。

 特に面白かったのは、裁く連合国側の思惑も様々で、それぞれの思惑で駆け引きが行われていたこと。天皇の戦争責任を問いたいオーストラリアと、免責にしたいアメリカ。因果応報・見せしめとして早急に処刑したいフィリピンと、あくまで「裁判」として、(表面的であったとしても)公正な態度と手続きを取りたい欧米諸国。そして、人種差別の雰囲気を嗅ぎ取る判事も。そして被告達の言い分が「侵略戦争を始めるつもりはなかった、米国から(補給路を断たれる)無理難題を押し付けられて、生存のためやむなく東南アジアに進出したのだ」という論調で一貫しているのも凄い。まあ認められないわな、それは。という感じ。

 時折歴史修正主義者が「東京裁判は連合国からの押し付け裁判だ。レイシズムが背景にあった。インドの判事はそれをわかっていて、被告を無罪と言ったのだ」と、いう言説を聞くことがあるが、無罪だと言ったのは、「国際法に反した罪で裁くのがこの裁判のはずなのに、被告達が問われている罪は彼らがその行為をした時には規定がなかったから無罪。でも、彼らの行為を無罪とするわけではない」というロジックだったと知る。法律は厳しいな(だが、それが良い)。

  前半ウトウトしてしまって、「大川周明東條英機の頭を叩く」有名なシーンを見逃した。あれは絶対押さえておきたかったのに! でも、あのシーン見たさにもう一度4時間半の映画を見るかと言えば、そこまではしなくても良い。

 

 

*1:髪を伸ばしている最中にカットしてもらうとよくある仕上がり。

我が家のペット自慢

 職場にて、実家の犬の話。そこから「自分の家・親戚の家のペット達」話に花が咲く。そして、色々な人からペット達の写真を見せられる。

 見せられたら此方も見せたくなるものだ。私も実家の犬を撮影している。しかし悉く「勃起した陰茎がむき出し」の犬写真ばかりなので、恥ずかしくて見せられない。陰茎の勃起が恥ずかしいのか、そういう写真を平然と他人に見せる行為が恥ずかしいのか判然としないが、とにかく恥ずかしくて見せられない。

 何故そんなに勃起犬写真ばかり撮っているのかといえば、私を見ると犬が興奮してしまうのだ。私と犬はせいぜい年2回しか顔を合わさない。そして私と会えば、「普段食べない、珍しくて凄く美味しいおやつ*1」、「数時間に亘る長距離散歩」、「凄く気持ち良いファーミネータ*2」等、普段の生活にはない楽しいことばかり起きるので、犬が期待で興奮してしまうのは仕方がないとも思う。

 ……書いているうちに、「散歩に行った後で撮影すれば、ちんこの起っていない犬写真を撮れるのでは?」と思い始めた。でも散歩の後って、私もやりきった感に満ち溢れてしまって、つい撮影するのを忘れるんだよな。そして、列挙した「特別楽しいこと」って、そんなに特別なことか? という気もする。犬、やっぱり貧弱な環境下で暮らしているということじゃないかなあ。

*1:帰省の度に猪や鹿のジャーキー、自作の砂肝ジャーキーなんかを持参している。

*2:ファーミネーターは犬の抜け毛に悩む父のために買った。なので実家に置いているのだが、父は使ってくれていない。

I don't care.のサインとは

 今日も今日とて日雇い仕事。朝7時前には現地に着いてしまったので、職場近くの24時間スーパーで昼食を買う。

 レジで私の前には高齢の女性が会計をしている途中だった。手のひら一杯に出した硬貨を震える指で確認しながら、ゆっくりゆっくり慎重に台へ並べていた。薄くなった目には硬貨の区別がつきづらいし、指の動きを見ると「硬貨をつまみ上げる」作業もしづらいだろう。金額を呟いて繰り返し確認しているところを見ると、ワーキングメモリーも弱いのかもしれない。私はかつての仕事の影響か、時間のかかる高齢者の作業に全然苛立たない。我ながら驚くほど焦りや苛立ちがない*1。むしろ、何だか愛しさが込み上げてくる。

 見られているのも焦りを招くだろうと思い、そっぽを向いて鼻歌を歌っていた。で、気づいたら鼻歌*2に合わせてちょっと踊っていた。早朝ってまだ頭がぼんやりしているから、前頭葉の機能もちょっと弱いんだろうね……。そのうち、レジ打ちの店員さんが焦れだして、金額を彼女に連呼したり、彼女に代わって硬貨を選び出そうとし始めた。店員さんの行動は並んでいる客に気を使ってなんだろうけど、別にかまわないのに。どうすれば「私は気にしていませんよ」のサインが適切に伝わるんだろうか。ただ、そのサインは鼻歌を歌いながら脇をワキワキさせることじゃないような気はする。

 しかし、こんな朝早く買い物にやってくる理由は何なんだろう。そう考えるとうら寂しいものを感じる。いや、つらい理由ではないかもしれないけれど。


Abba - Dancing Queen (Official Video)

*1:随分改善したが、子どものもたつきには苛立ちやすい。

*2:ABBAの「Dancing Queen」だった。何故だ。

あれは一体何だったんだ

 刻んだモロヘイヤとオクラと梅干、麺つゆとわさびを混ぜ合わせた物を作り、それに冷麦を混ぜつつ食べている。夏の定番メニューだが、大変美味しい。何故か今年は特に美味しく感じられて、朝も夕もこればかり食べている。

 今日買ってきた冷麦の袋を見ると、「電子レンジでも茹でられます」と書いてあった。あれだな、レンジ用茹で麺タッパーとか使えばいいんだな。

パスタゆで容器PS-G62

パスタゆで容器PS-G62

 

  便利な物が出て、ホント良い時代だよなあ……としみじみしたところで、「麺はたっぷりのお湯で茹でると美味しい」という定番の文句を思い出した。あのタッパーで調理したら絶対「たっぷりのお湯」という条件はクリアできないはずだが、それは良いのか。では、「たっぷりのお湯」という不要だったのか。大鍋を出して、暑い中茹でていたあの苦労も不要だったんだろうか。

 タッパーで茹でた場合は、鍋で茹でた場合よりも味が落ちるのかしら。とか思いながら鍋で今日も麺を茹でる。茹でタッパー持ってないから比較できないけど、そのうち比較してみたいなあ。

今夏の三昧

8月12~16日に放送されるNHK-FMの番組「今日は一日○○三昧(ざんまい)」で、Mr.ChildrenRADWIMPSYMOONE OK ROCKハロー!プロジェクトが特集される。

ミスチル、RAD、YMO、ワンオク、ハロプロ三昧の8時間半番組5日連続放送 - 音楽ナタリー

 今夏の三昧は個別のアーティスト特集なのね(ハロプロはちょっと違うけど)。「狭く深く」になるとファンの満足度は上がるだろうけど、好きなアーティストの曲をノンストップで数時間かけるだけなら、動画サイトの作業用BGMでも十分だしなあ。三昧では広く浅く色々聴いて、知らなかったものを知れるのが楽しみなので、こういう三昧の在り方は微妙に不満。でも、昨今はこういう構成の方がウケるのなら仕方がない。時代の流れか。

 そして、取り上げるアーティストの人選に「三昧リスナーに20代を取り込みまっせ~」というNHKの下心をムンムン感じる。まあ若手を取り込まないと先細りだからな。でも、キャリアが短い人達の特集だと色々なものがかからないから面白くないんだよな。特定のアーティスト特集やるなら、P-MODEL平沢進)三昧とか、ムーンライダース特集とかやろうぜNHK。そしてメンバーのソロ活動や提供曲までかけるのだ。「こんな仕事まで!」という発見があるのが、三昧の良いところなのになあ。あ、だから今はそういう楽しみ方は求められていないのか。時代に取り残されてしまったようで寂しい。

 

 

笑う洋楽展と台風の中移動

不惑の子どもと老親

 始発で空港に向かう予定だったので、「笑う洋楽展」を朝食を取りながら見ていた。ケラケラ笑っていると「何見てるの?」と、親が起きて来た。私が始発で出発することを知っていたので、起きて来てくれたのだ。しかし、目の前のTVに映るのは半裸の黒人男性と白人女性の絡み合い……。「これが面白いの?」と母。遠慮がちな発言だが、明らかに困惑と不快感が見て取れる。40も越えて「親子団らんの場で突如流れるエロシーン」みたいな気まずさを感じることになろうとは。

 しかし、「笑う洋楽展」で取り上げられる演奏場面*1を見ると、隔世の感がある。今の世は本当に配慮が効いた世の中になったのだなとしみじみ。そして、後からTwitterを見ると、「『笑う洋楽展』を親子で楽しみました!」みたいなツイートが結構あった。親子でアレを楽しめるのか……。ここも隔世の感がある。

 

台風とLCCの飛行機

  • 運休または条件付き運行(到着地悪天候の場合は出発地へ引き返す)でも「可能性あり」の場合は便変更や払い戻しはできない。運休が決まれば便変更や払い戻しができる。
  • 便変更も払い戻しもできない場合、新たに航空券を買うしか選択肢はない。

*1:70-80年代の英国TV番組で流れていたらしい。