お引っ越し

 引っ越し屋の到着時刻が3時間前倒しになり、怒涛の勢いで梱包ラストスパート、搬出。昼食を食べ損ねたまま、怒涛の勢いで搬入。衣装ケースとか小さい物を何処に入れるか訊かれるので辟易する。自分で動かせる細かい物の搬入場所までイチイチ決めてねえよ、うるせえな。その辺に置いておいてくれれば、適当に自分で入れるわい……と思ったが、そういうものではない、イチイチ訊かれる御年頃になったということだろう、と思い直す。今は自分で家具以外は動かせるつもりだけど、傍から見るとそうは見えない(力があるように見えない)のかもしれない。実際、長い車生活で体力は落ちているしな。無理は禁物だろう。もっと歳を取って、「これが最後の引っ越しだろう」と思う引っ越しの日のことを考える。

 それから、今回の引っ越しも結構な雨だった。これで7戦5敗(雨)かな。

家が大きい

 今度の家は一部屋増えた。そしたら玄関が広い。キッチンも大きくて作業スペースが2カ所、コンロは一口増えた。今まで使っていた突っ張り式の食器棚は、天袋からキッチンまでの高さが延長したので使えなくなってしまった。これは3人以上の家族がいることを想定した造りだ。そうか、広い物件に住むということは、家族がいること前提なんだよな……と、初めて思う。家族いないなあ。家はガランとしている。

疲労

 とりあえずカーテンが足りないので、応急処置的に買いに行くが、どういうわけか決めきらず手ぶらで帰る。この辺から(あれ、私思ったより疲れているかも)と気がついた。荷解きを早速始めようと思っていたけど、この状態で荷解きをするのは危険だろう。温かい風呂に入って、酒を飲んでサッサと寝てしまおう……と思ったが、家はまだガスが開栓していないし、近所のスーパー銭湯はコロナ休業らしい。ああもう! この辺の地域は公衆浴場が全く残っていない(元からない?)ので、今日は風呂無しだ。ホテルも泊まる気にならないしなあ。朝食バイキングが大好きなのだが、今の時勢ではまずないだろう。

 酒を飲み、黙々と冷蔵庫の中の掃除と中身搬入。庫内を拭くアルコールもそろそろ尽きる。コロナはこんなところにも影を落とす。