ホテルに缶詰なう・初日

 今年は大詰めの仕事があるため、帰省せずに福岡に留まることにした。しかし自宅は寒い。朝は布団から出られず、昼過ぎに起き出して食事を取り、夕方になったら寒いのでまた布団に入る、という生活になるのが目に見えている。これでは捗りそうにない。
 そこで、今回は思いきって家の近所に宿をとることにした。自宅の近くには5000円以下で泊まれる安いホテルが数軒ある。その中の1つ、朝食・夕食付きで風呂トイレ共同4000円というところに1週間ほど泊まることにした。この値段で二食付きとはどんな部屋と食事なのか恐ろしい気はするが、我慢できないほどひどかったら他のホテルに替えるからいいのだ。

18:03

 ホテル到着。元々は和室だった部屋にカーペットを敷いてベッドを搬入し、ビジネスホテルに替えたと思しき部屋。蜘蛛の巣は張っていたが、タバコ臭さやカビ臭さはないしシミやコゲもない。もっと汚い部屋であることを覚悟していたので、意外と小奇麗な部屋に拍子抜けする。長時間の座業に耐えられるように、家具の位置を少し変え、背もたれつきの椅子を借りる。作業に適した配置にはなったが、その結果テレビを見られなくなる。「ダウンタウンの笑ってはいけないスペシャル」を流しながら作業」という期待が儚く消えて少ししょんぼりする。

18:25

 夕食を食堂で取る。メニューは生姜焼き定食。付け合せのマカロニサラダのマカロニが美味い。おかずは少なめだが、御飯と味噌汁はおかわり自由。他の客は男性ばかり、つなぎの作業服姿の人も数名。立地と条件から考えて、ここは肉体労働の長期滞在者を対象とした宿なのだろうと推察する。

20:46

 暖房が効いていて快適だったのだが、そろそろ乾燥が気になり始めた*1。とりあえず、タオルを濡らしてきて吊るす。加湿器が欲しい。

23:20

 携帯のワンセグでうっかり「龍馬伝」総集編を最後まで見てしまう。前ちらっと観た時も思ったんだが、龍馬が格好良過ぎるなあ。内紛寸前のところを独りで治め、友を救うためには京から土佐まで駆けつけて戻り命を懸けてかばう。家族も仲間も「龍馬は大きなことを成し遂げる人だから……!」と背中を押し。格好良過ぎて面白くない*2。世界を見て回りたいと話す時、勝海舟との面接時の馬鹿っぽさと無邪気さに、悟空を連想する。なんか「オラ、わくわくすっぞ!」という台詞が似合うというか。

DRAGON BALL 1 (ジャンプコミックス)

DRAGON BALL 1 (ジャンプコミックス)

*1:冬の我が家の湿度は常に60%台キープで、時には70%を越える乾燥知らず。

*2:いきり立って抜刀した上士達を前に丸腰で対峙する場面など、「逸る上士にこのままバッサリ斬られれば面白いのにー」と思ってしまった。