歴史的な快挙

 選挙結果をTVで聞きながら日雇い仕事へ向かう。れいわ新撰組山本太郎落選したそうな。れいわは比例代表一位二位にALSの人を立てていたらしい。

れいわ障害者2人当選、国会バリアフリー化が課題 (読売新聞)

現職だった山本太郎さん(44)が4月に旗揚げした政治団体「れいわ新選組」は比例選で2議席を獲得したが、代表の山本さんは落選した。

 22日午前4時45分頃から東京都内のホテルで行われた記者会見で、山本さんは支援者らを前に「(落選したことは)非常に残念」と硬い表情であいさつ。一方、比例選で優先的に当選する「特定枠」で、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)患者の舩後(ふなご)靖彦さん(61)と重度障害者の木村英子さん(54)が初当選した。山本さんは「2人は日本の障害者施策などを大きく前進させてくれるはず」と期待を込めた。

 今後、国会内のバリアフリー化が課題となる。議案の採決には「押しボタン式」もあり、2人は手が自由に動かせないことから代替策が必要。車いす利用者向けのトイレやエレベーターは整備されているものの、参院事務局は「本人と相談し、どんな設備や措置が必要かを検討したい」としている。

 参院議員では、1977年に初当選した八代英太さんが車いすで活動。参院は、本会議場で車いすのまま着席できるように座席の背もたれやひじ掛けを撤去。挙手で採決できるようにするなどの対応を取った。

 国会はバリアフリー未整備だったのか! と当選情報が流れた当初は驚いたが、簡単な対処は40年前にしてあったのね。しかし、それ以降は全然なされていないのか……。しかも発語障害も運動障害もある人が議員になったというのは障害者の歴史に残る大きな出来事だろう。これで障害者福祉政策*1の潮目が変わるといいなあ。ワクワクする。

 山本太郎の政策は振りきれ過ぎてて、危なっかしいので少々警戒しているのだけど、今回選挙の戦略は良かった。次はどう出てくるんだろう。

 

 

*1:障害者福祉政策の流れはNHKの戦後史証言プロジェクトで見た。アーカイヴスになっていつでも見られるようになっていたんだけど、今は消えているっぽい?