邂逅

 穏やかな土曜の昼下がり、突然懐かしい「客」が数名訪ねてきた。我ながら驚くほど喜び、一緒に食事へ出かける。数時間もずっと話して笑っていた。懐かしい人に会うと思い出話に花が咲きそうなものだけど、現在進行形の話で盛り上がれることも嬉しかった。

 彼らが元気でいること、再会できたことを自分がこんなに喜ぶと思っていなかったので、自身の感情に内心少々戸惑っている。それでもやっぱり気分が良いことに変わりはない。上機嫌で「世界を止めて」の鼻歌が止まらない。


ヤマジカズヒデ - 世界を止めて (THE COLLECTORS)