天パの受難

 私と似た髪型の同僚(男性)と雑談。髪型似てますよね? と言ったら、そんなに綺麗な髪じゃないから似ていない、と返される。?? 似ていると言ったのは髪型の話だが?
 そのまま話を聞いてみると、彼の髪型は縮毛矯正の結果なのだそう。元の髪は不規則なパターンでうねる癖っ毛で、しかも細いらしい。キレやすい上に最近は白髪も気になるので、縮毛矯正+白髪染め+カットで美容院代が大変かかるらしい。なんと因果な……。湿度が高いと髪が膨らんで爆発してしまい、物凄くだらしない印象になってしまうので、短髪にできないんだとか。男性にしては長髪なのは、そのためだったのか。男性の長髪は好まれない業種なので、怒られたりしません? と問うと、やはり時々あるらしい。更に、幼少期はからかいの種にされ、思春期は当然コンプレックス+学生証に「天パ」と書かれ*1、今は自分の子どもが長じるにつれ同じ髪質だと明らかになり胸が痛い、云々。天パ苦難の生活史+次世代への影響まで聞き、天パの悩みの深刻さを知る。天パには漠然と憧れていたのだけど、かなり大変なものらしい。

*1:いわゆる「パーマをかけた結果の髪型ではない」という証明のためらしい。