ぶらぶら禁止

 今週末の宴会 in先輩宅に備え、ワインを買いに行った。先輩から指定されたワイン、それから私が好きなワイン、どちらも無事購入。自転車のカゴに入れると振動で瓶が割れるかもしれないと思ったので、両ハンドルに1本ずつぶら下げることにする。
  上機嫌で自転車をこいでいると、横断歩道を渡っている途中、私の好きな方のワインが落ちて割れた。あたりに漂う甘いブドウ香…………。ギャー!振動で袋から飛び出したんだろうかと思いつつ、拾った破片をワインが入っていたビニールに詰めると、再びガチャンと破片は落ちて割れた。泣きそうになりながら、粉々になった破片を集めた。
 その後もう一つのワインの袋も底が抜けたので*1、フルボトルのワインの重量にビニール袋は耐えられないのだなとの認識に到る。一滴も口にすることなく好きなお酒を失ったのかと思うと悔しいやら悲しいやらで、諦めようとは到底思えず、再購入を決意する。しかし、私が好きなワインは売っている店が限定されているので、私が買った店でしか買えない。明日は店が開いている時間には帰れないし、今日を逃すともう買うことはできない。店は既に閉まっていたが、併設の角打ち*2は営業中だったので、事情を話して売ってもらった。
 とりあえず溜飲は下がったものの、もう同じ過ちは繰り返すまいと強く誓った夏の夜。酒を買いに行く時は、リュックか風呂敷持参で行こうと思う。

*1:こちらのワインも落としたが、不幸中の幸いでこちらは割れなかった。

*2:初めて角打ちに入ったのだけど、中高年の男性が狭い通路に満ち満ちた独特の空間だった。興味本位で首突っ込んじゃいけない世界だわ〜と思ったわ。