新鮮な魚介類が食べたい
はじめに
数週間前から魚介類が食べたい熱に取り憑かれていて冷めやらず。いつになっても熱は去りそうにないので、とうとう魚介類購入を決意する。魚介類って高いし食べた後は徹底的に始末しないと生臭いのがいつまでも残るから面倒で、「今日は魚を食べる!」と決意しないと後々鬱陶しいのよね。
そしてどうせ買うならちょっと特別なところで、ということで柳橋連合市場まで足を伸ばすことにする。前から行ってみたかったのだけど、市場が開いてる平日の昼間は大体仕事があるし、柳橋に行くためだけに天神まで出るのも馬鹿みたいなので、今まで実現しなかったのだ。今回は先日注文した画集の引き取り・26日終了のsatela展示会を覗く などいくつかついでの用事があるから、魚を買うために柳橋まで足を伸ばしても、馬鹿なことをしているという思いは弱くて済む。
雪が
朝起きると、昨夜の雪が結構積もっていた。市場が開いているか心配するが、営業してますとのことだったので出発。
satelaに行く
平日の昼間だから、客誰もいないんだろうなと思っていたが、案の定。satelaの兄ちゃんは何か作業中だったらしい。すまんね邪魔して。しかも体調が思わしくなかったっぽい。大丈夫か兄ちゃん。以下覚え書き。
- 今までの製品一挙公開+新作ありの展示会だけあって、見たことない品がちらほら。面白かったのはアンシンメトリーに吊り下がるネックレスと「腐海の植物」シリーズのペンダント。この人の作る物は変なことしてても品があって、どこか愛嬌があって好き。
- パールで構成された、おじいさんのループタイそっくりのネックレスが新作で出てた。メンズ物ですか?と尋ねれば、違いますよ!パールは男性には無理です!とのお返事。そういうもんですか。
- 新作のペンダントを見ていたら突然「水草が‥‥」と言い出すので何の話だかさっぱりわからず、観葉植物の次は水生植物の栽培開始か?と思ったら、私の見ていたペンダントが水草をモチーフにしていたという話だった。しかし小さな石をつけているので、水草というより花のよう。
- その観葉植物は、(展示会の間だけ?)廊下に出されていた。しばらく見ない間に葉が大きくなった印象。
- 気がつくと従来のアイテムに石を加えたものがちらほら。今石付けが兄ちゃんのブームなのか? キューブの中に石が入っているのは可愛かったけど、蝶のに石をつけたのはあまり好みでなかった。
- ペンダントの多くは「服の上から付ける」ことを想定して作っているそうな。
- 客には「乱暴に扱って下さい」と言っているらしい。大事に使おうとしてあまり身に付けられないより、普段使いされる方が良いらしい。兄ちゃんは毒花のリング*1をつけたまま、手袋をしたりするらしいが、普段使い志向といえどいくらなんでもそれは無茶過ぎると思う。
- 展示会の時には展示会用に作るものもあるらしい。そういうものは売り切れたら終わりらしい。
- 石の仕入れの関係で、欠番になったりなかなか作れないものもあるんだそうだ。
今日は店の経営や仕入れに関する話が主でまともな話が多かった。亜空間に連れて行かれるような妙な話はなし。新作の水草ペンダントを購入する。「腐海の植物」シリーズのペンダントも良かったんだけど、水草の方が使い勝手が良さそうでつい。ペンダントは眼鏡拭きで拭けばそれだけで大分綺麗になるから、と簡単なメンテナンス方法を教えてもらい*2、最後はネックレス洗浄機の超音波音にやられて*3終了。アクセサリーって、小さな小箱や袋に入れてくれるのも可愛くていいですね。
ばーかばーか
satelaを出たのが2時半。そのまま柳橋連合市場に行ったのだが、なんだか品薄。エビは酒蒸しにするには小さい。貝はあまり好きではないし、アンコウは量が多すぎる*4し酒蒸しには向かないし。ああああ、お天道様が傾きかけてから市場に行く私が阿呆タレなのねと後悔。でも手ぶらで帰りたくない。
結局酒蒸し用に鯛の御頭1.5尾分(500円)を購入。エビが食べたかったはずなのに何故か鯛。タイのおかしらと考えると、なんだか無闇におめでたい感じがするが、何のお祝いだよ! と自分にツッコミ。何やってんだ自分。トホホ感拭えず。次行く時はは朝イチで行くわ! 何時から開いているのか知らないけど。
昼食
お腹が減ったのでその辺の食堂で食事を摂ることにする。引き戸を開けると、不審そうに私を見る店主とお客さん。まあねえ。この店メニューないなあと思っていると、店主「今日はイカの煮付けですよ」。あ、それでいいですいいです。
メニューは筍の煮つけとイカの煮つけとご飯と味噌汁。筍とイカの味付け濃いい〜。イカが柔らかいのは良かったが、味が濃くてちょっとしんどい。ご飯が柔らか過ぎるのも難だったが、お味噌汁は物凄くダシが効いていて美味しかった。椀の底にいりこか鰹節の粉のようなものが残ったのだが、これがポイントだったのだろうか。お腹一杯になって600円。(でも男の人にはちょっと足りないかもしれない。)
食事の間中、店主と常連さんらしいおいちゃんがずっと大声で話していて、「貧乏人の子は大きくなっても貧乏人のままたい!」と言っていた。ああ、そういう傾向はあるかもしれん。
終わりに
市場を出たら本屋に寄り、頼んでいた画集を受け取る。うふえへおほ。見るのが楽しみ〜。何だかんだで楽しいお出かけだった。
で、結局肝心の鯛はまだ食べてない。研究室に寄って残っていた仕事を始めたらそのまま夕食の時間を過ぎてしまったのだ。もう何やってんだか。明日食べます。