「サヨナラ平成!今日は一日“20代の懐メロ”三昧」を聴いた

 「サヨナラ平成!」なら30代じゃないのかとか、大体「20代」の懐メロって何やねん(懐メロをこれから作っていく年代だろ)とか色々ツッコみどころは満載。しかし三昧に若いリスナー層を取り込もうと思っての所業だろうなあ。20代の懐かしい曲なら、30-40代にも漏れなく懐かしい曲になるだろうし。

 聴いていると、高齢者施設で働いていた時の体験が思い切り蘇ってくる。師匠邸に通っていた時期でもある。当時の苦しさや切なさ、楽しかったことや関わった色々な人達が思い出される。ここ20年の記憶は圧縮されているような感があったのだけど、その圧縮された記憶が解凍されて細部まで思い出されるような感じ。音楽はその曲を聞いていた頃の感覚を想起させる力があるよなあ。そして、スーパーマリオのテーマが「20代懐かしの曲」として挙げられたりすると、ここ20年というのはあまり新しい物が出てこなかった時代なのだなと思ったりする。マリオは40代の懐メロだろう……。

 そして、番組最後の懐メロメドレーが素晴らしい。三昧は「この曲がかからなかった!」という不平不満が出やすいけど、こういう形で対応してきたか。今回の三昧はサビまで行ったらトークに入る(十分に曲をかけない)という形で曲数を稼ごうとしているっぽい。批判は出るだろうけど、これはこれでアリのように思う*1

 

*1:というか、今日は曲をかける人が違うのか、曲間の繋ぎや番組タイトルコール時の音楽の使い方が絶妙で楽しい。