[プロレス][音楽] NHK-FM「今日は一日〇〇三昧」・プロレス格闘技テーマ曲編
今日は祝日だったので、そういえば三昧があるのでは?と軽い気持ちでラジオをつけるとプロレス格闘技テーマ曲三昧! おお! そして、聴き始めたらラジオの前から離れられなくなる。入れ替わり様々な団体の選手達が登場して、自分の好きな他選手の曲を紹介したり、選手自身のテーマ曲についてエピソードや思いを披露するのは勿論面白かった。しかし、この番組が私を惹きつけた最大の魅力は、入れ替わり登場するゲストと番組スタッフのプロレス・格闘技に対する愛情が番組中にほとばしっていたことだ。
ゲスト達*1が持参した「思い入れの3曲」と、その曲にまつわる試合や選手について語る口調は大変熱っぽい。「引退試合は何回もありましたけどね!」「(馳浩の)声が甲高くて、何だこの人、と思ったんですよ!」と毒づいたりもするのだが、それもまた愛ゆえという感じで微笑ましい。そして、そんなゲストにアナウンサーは「そうそう!」「あの試合はカッコ良かったですよねえ!」と嬉しそうに応対し、ヒョードルやサップから貰ったコメントを邦訳する時には本人の声色を真似る。「夢の試合カード*2」というお題で求めたリクエスト曲を流す前には選手コールを入れ、曲終了時には拍手と歓声が入るという凝り様。ああ、あなた達はもう本当にプロレスと格闘技が好きなんだね! その愛溢れる作りに和みまくり。
武藤自身が語る「橋本がHOLD OUTを『ムートーちゃんはハゲるー♪』と替え歌にしたので嫌になって変えた」という話に笑った。また、ゲストの一人が、三沢さんがタイガーマスクを脱いだ直後の試合の入場曲に「『今までの君は間違いじゃない』という歌詞が今の三沢に合っていると思ったから」と佐野元春の「約束の橋」を選んだというエピソードには涙腺が緩んだ。そして、藤波辰爾が歌う「マッチョドラゴン」の腹筋破壊力の凄まじさ! 涙滲ませて悶絶したぞ。
追記:良い番組だったのだけど、選手以外のゲストおよびアナウンサーの話がほぼ一貫して「懐かしいですね!」という懐古調だったのが気になった。ああ、プロレスは古き良き過去という扱いなんだなあと思えて切なかったりなんだり。
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