美利達ちゃん広島デビュー編

 梅雨前の5月はサイクリングに最適の季節である。山だらけ*1の周囲環境に気は進まなかったが、勿体無いからと渋々美利達ちゃんで外へ繰り出す。山を上りたくないし下りたくないし、とブツブツ言いながら出てみる。現住地は山の中腹に位置するので、移動しようとすると山を登るか下るかしかない。どうせ行くなら瀬戸内海が見たいと山下りコースを選択。全長4kmの下り坂に嫌な汗をかかされながら山を下りる。下りと上りなら、私は断然上りの方が好き。自転車で走る下り坂は快適なイメージだが、長かったり急勾配の下り坂は以下のような理由で結構しんどい。

  • スピードが出やすく、ハンドル制御が面倒臭い
  • スピードに纏わる不安を抱えながら走るのが不快*2
  • ペダルをこがないので、延々同じ姿勢を取り続けなければならず疲れる

 憂鬱な山道を抜けて瀬戸内海へ出ると、勝手知ったる雰囲気になって安堵するわたくし。海沿いの平坦な道は、故郷の雰囲気に似ている。内海独特の海の生臭さも懐かしく、閑散とした道路の雰囲気も好き。休日だというのに車の通行量は少なく、走りやすかった。帰りの山道(上り)も予想外に然程キツくなかったし*3
 これなら冬はしまなみ海道か、それともフェリーで九州に渡る自転車旅行ができるか。しかし、冬は瀬戸内海沿いへ降りるまでの路面が凍結してそうで面倒なんだよなあ*4。さてどうなることか。

*1:アップダウンが嫌い。

*2:ここで撥ねられたら死ぬとか、こんな山道で轢き逃げされたら絶対見つけてもらえないわとか、リスクとそれらへの対処を延々考えながら走るので、全然爽快感が無い。

*3:ただ、帰宅してから脚全体がひどく痛んだ。風呂で十分温めたら回復。温水すごい。

*4:冬はスタッドレスタイヤ装着必須らしい。