火事

おうちが火事だよ!ロマンポルシェ。

　気がつくと、団地の前にある休耕地に布団を敷いて寝ていた。昇り始めたばかりの朝日の光は爽やかだが、布団は朝露を吸ってすっかり湿ってしまった。起き上がると、50m程先にアーケード付きの商店街の入口が見える。入口ビルの２階が私の部屋だ。
　ふと、私の部屋が火を噴いていることに気がついた。一瞬呆気に取られてからもう一度よく見ると、一階の飲み屋が火事になっていて、私の部屋は延焼したらしい。
　慌てて団地の隣にあった雑居ビルに駆け込み、消防署に電話するも、誰かが通報したのか消防車が到着して放水していた。集めたレコードもCDも本も、全部駄目になっちゃったな。なるほど「地震雷火事親父」とはこういうことを指すのだろうな。ぼんやりと放水を眺める。
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　引っ越し作業が全然進んでいなくて苛ついているので、こんな夢を見たんだろうか。やけくそっぽいな、おい。