よそはよそ、うちはうち

 仕事の引き継ぎがボチボチ始まっている。で、仕事の引き継ぎに際して、現在の職場の勤続年数も専門職としてのキャリアも私より遥か上の人から、とある資料を渡すように言われて目が点になった。
 その資料はこの仕事では必携の資料で、これがなかったら大変な不都合が生じる代物。「この人、持っていないっぽいな……」とは思っていた。一度持っていない可能性を指摘したら激怒されたので、それ以上踏み込まないできた。結局、あれから持たないままだったのか。
 ありえない、今までよく死人が出なかったな、不足や誤りを修正できない馬鹿、馬鹿な上に不誠実極まりない、恥を知れ……悪口雑言が内心渦巻いて治まらない。まあしかし、私が怒りを表明しても全く誰にもメリットは無いので、平静(を装って)に事を進めようと思う。そして、どうしてこんなに自分は怒りが治まらないのだろうと思う。その人が仕事でしくじっても、私には何のダメージも無いのに*1。まだまだ私も、他人は他人だと割り切れきれないなと、反省することしきり。

*1:その人の顧客は多かれ少なかれ不十分なサービスを受けるだろうが。