歌うコンピューターいまむかし

　10年程前にレコード屋の店頭で聞いて気になったMax Mathewsを、ふと思い出して調べてみる。現代音楽の人なのかと思ったら、コンピューター関連の学者さんだった。初めて「コンピューターに歌わせた人」として有名らしい。GrooveSharkにもあり、私が気になった曲は「Bicycle Built For Two」という名前だと知る。この曲の元ネタは「Daisy Bell」という古い歌で、コンピューターに歌わせる題材として選んでこういうことになったらしい。そして「2001年宇宙の旅」でコンピューターが歌っている歌として有名になった曲でもあるらしい。

Early Modulations: Vintage Volts

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　しかし、今や人間と遜色なくボーカロイドがコンビニのテーマソングを歌う時代である。カラオケに入ったボカロの曲を歌う20代を見ていると、何だか倒錯している物を見ているような違和感を覚えるというか*1、「Bicycle Built For Two」の時代から考えると凄い時代になったもんだなあと年寄りみたいな感想を思わず漏らしてしまう。コンピューターの進化は凄まじい。

*1:この違和感についてはまだきちんと言語化できる段階にない。そのうち言語化できると良いなあと思っている。