BIZEN中南米美術館へ
加子浦歴史資料館に行こうと思ったら、開館日開館時間なのに閉まっていた。電話にも誰も出ない。教育委員会に電話するぞコラ。と思ったが仕方ないので、うろうろ走っているうちにBIZEN中南米美術館を見つける。次に来ることはないかもしれないわけだし、と言い聞かせてこちらに入ってみた。
美術館に客は誰もおらず、貸切状態だった。ゆっくり観られたのは良かったが、古代中南米史が全然頭に入っていない状態*1で見ても何が何やらさっぱりわからない。手元資料を参照するように教示する説明文を見ても、手元資料のどこを指しているのかさえわからない有様。地域に分けて展示していたけど、時期を揃えて、同時期別地域でまとめて展示する方がわかりやすいんじゃないかなあ。でもそうできない事情があるのかもしれないし、実際そのようにしてもわからないかもしれない。展示の難しさに思いを馳せる。
そして館内は古代中南米の様々な図画をモチーフとしたキャラクターが各ブースを説明するスタイルをとっていた。館のマスコットキャラクターはヘソイノシシの土偶をモチーフにした人形ペッカリ―なんだそう。
かなり忠実に再現してるんだけど、やはり怖い。あとこういう感じの顔でバンダナ巻いた知り合いがいるなーと遠い目で思い出したりする。
館内のBGMとして流れるフォルクローレに混じって、ペッカリ―のテーマソングもかかっていた。「おいらペッカリ〜♪ おいら土偶のペッカリ〜♪」と急に日本語早口の歌詞が流れると凄くシュールだ*2。
私には全く消化不良な美術館だったが、インカ帝国は割と後の時代であると知られたこと、麻薬とプランテーションと搾取のイメージばかりだった中南米への印象が少し変わったのは良かったと思う*3。
- 作者: ガブリエルアンチオープ,Gabriel Entiope,石塚道子
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2001/07
- メディア: 単行本
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