ごまだしと私

 今年の年末年始旅行で佐伯に行った際、ごまだしという調味料を買った。魚の身を焼いてほぐしてすりつぶし、醤油等の調味料とごまを混ぜ合わせたもので、地元ではうどんに入れて食べるらしい。現地では「地元発のB級グルメ」として売り出し中で、市内のあちこちにごまだしを入れたうどんを食べさせる店があるらしかったが、正月で何処も軒並み休みだったので結局うどん屋にはどこにも行かなかった。
 帰宅してから雑炊に入れて食べてみたところ、優しくて上品な味わいにビックリする。こちらでB級グルメを謳うメニューの高カロリー、濃い味ぶりとはえらい違いだ……*1
 食べ進めるうち「これ、普通にダシとして使っていいのでは?」と思ったので、豚汁に投下してみた。食べる分だけの豚汁を温める時、煮立ち始めたところでティースプーン半分くらいのごまだしを投下。味噌+豚+魚でコクアップ。これに更に酒粕を投入して粕汁にすると、味噌+豚+魚+酒粕で、暴力的に感じるほど濃い旨味が出る。
 年明けからは、この「ごまだし粕汁」ばかり食べていた。こんな使い方をしてごまだしに悪いような気がするが、美味しいからいいのだ。買ってきた分がもうすぐ無くなりそうなので、取り寄せをするか検討中*2。というか、また佐伯に行きたい。
  

*1:しかし、このようなどぎつい味わいはビールとの相性抜群なので嫌いではない。

*2:取り寄せはこちら。