恍惚と現実

 兄弟子が福岡を離れることになったので、餞別の品を買いに行った。目標は革製の名刺入れ。
 兄弟子は機能性最重視の人で、ブランドとか美しさとかにとんと興味がない。最初は兄弟子のそのような性質を考慮して云々と考えていたのだが、次第に革の美しさに魅了されるワタクシ革モノ好き。予算金額1.5倍の名刺入れの、美しさと作りに目を奪われてしまう。
 予算オーバーなんだけど凄くイイ品なの、どう思う?と同輩(共同出資者)にメールしてみる。

兄さんに値打ちがわかる品なら良いのではないでしょうか。

 一気に目が醒めた。