二本立て

その1

 母校でゾンビに追いかけられる。もう帰るところだったので「この夢止めて良いかな?」と思ったのだが夢が覚めない。仕方が無いので、ゾンビから逃げながら正門を目指した。

 ゾンビは数が多くなく、動きもゆっくりだし動きのパターンも決まっているしで、それほど怖くはない。ところが校舎の出口が近くなってくると、動きのパターンが異なるゾンビが現れた。これを避けようとフェイントをかけて一躍、身を翻したところで……ズガン! と戸を思い切り蹴った音で目が覚めた。やっと目が覚めた。良かった。

その2

 私の家は昭和の廃旅館のようなガラス張りの広い玄関だった。ピンポンが鳴ったのでドアを開けたら、男性二人組がズカズカ入ってきていきなりメモを取り出す。呆気に取られているうちに入り込まれてしまった。玄関の上に神棚があることを指摘されて、あーホントだ気づかなかったわ、っていうかお前らは一体なんだ。訊けば、土砂災害のフォローアップ調査に回っているNPOだという。何で土砂災害のフォローアップ調査で神棚のチェックをされなければならないのだ。そもそも調査のマナーというものがあるだろう。調査対象者の同意も取らずに始まる調査に猛然と怒りが湧き「このような調査には断固抗議、拒否します!」と叫んだところで目が覚めた。

まとめ

 多分暑くて寝苦しかったのだろう。