推しの世界はタコつぼ

 客から『キンプリ』の応援上映について熱く語られる。「推しと(観客が)結婚式を挙げている演出があるんです!」と言われて俄然興味が湧く。映画は集団で見ているのに、どうやったら見ている個々人がスクリーンの中の登場人物、しかも二次元キャラと結婚式を挙げているような気持ちにさせる演出ができるんだろう。興味深過ぎる。それとも、色々な暗黙の御約束があって*1、その御約束を知らないとわからない感覚なのかなあ。ちょっと見てみたい。

 しかし、この作品は外伝らしく、別にTVアニメシリーズの本編があるらしい。映画版も4章構成で、この作品は最終章なんだとか。この作品だけ見ても何が何だかわからないかもなあ。こんなに複雑化したシリーズ物を追いかけて観ているのか。凄いな。

  何にせよ、好きな対象、推しの話をしている人を見るのは好きなので、ニコニコ聞いていた。「『アンパンマン』の劇場版も応援上映があるらしいですよ。子ども達が「頑張れー」「アンパンマーン!」って応援するらしいです」と言ったら、不機嫌そうな顔をされる。一緒にされたくなかったらしい。駄目なのか。私がロッキーホラーショー観に行って踊るのも応援上映だろうし、キンプリもアンパンマンもロッキーも、皆一直線上に並ぶと思うんだけど。

 

 

*1:文楽の黒子はいないことになっている」みたいな。