夜中の受け身

 日雇い仕事からの帰路で既におかしかった。何だか軽い嘔気がする。お腹もゴロゴロ鳴っている。何かに当たったかな? くらいに思っていた。就寝前に一度下痢していたが、特に腹痛もなかった。このまま終わりだろうと思って寝た。
 夜中、肛門の辺りで違和感。気体と思ってスッと力を抜いた瞬間、跳ね起きた。
これ、液体や!
寝ぼけ眼をこすりながら洗濯する羽目になる。何なのもう……。一人暮らしになってから、こんな失敗したことないよ。そして、思い出すのはやっぱりあの定番ネタ。

肛門「何者だ!」 
うんこ「おならです」 
肛門「よし、通れ!」

布団に被害はなかったのでセーフとする。