ファンタ自慰

　「ミコさんは腑に落ちない」を読むと超絶癒される。

ミコさんは腑に落ちない(1) (アフタヌーンKC)

　偽兄が「けいおん！」にハマった際「何も起こらないほんわかした日常に癒されるんだよ！」と力説していて、あんなもんの何が面白いんだと鼻で笑っていたものだった。「稲妻と甘々」を勧められた時も「おっさんのファンタジーだな」と一蹴だった。食事漫画というのだろうか、何か旨そうな飯が出てきてその場が丸く収まる漫画も供給過多だと思っていた。しかし、まさかここで掴まれてしまうとは。
　「あー、これが食べたい……」と思っている時、身も心も疲労でボロボロで「何でもいいから美味しい温かいもの！、美味しい温かいものが食べたいィィ！」と思っている時に、スッとそういうものを出してくれるエンさんはまさに夢のパートナー。食べたい物は自分で作るし、疲労でボロボロの時は大抵どこの飲食店も既に閉まっているので仕方なくうどん等作って食べている現実があるので、余計に身に沁みるものがあるのだろう。こんなパートナーいねぇよ、と悪態をつきつつ、「バターと手作りイチゴジャムの乗ったトーストか……（いいなあ）」と読んでしまっている。「ミコさん〜」読んでる自分は超絶ダサいなあと思うが、まあ読んでる。

けいおん! 全4巻完結セット (まんがタイムKRコミックス)

甘々と稲妻（１） (アフタヌーンコミックス)