たたり

 某マンガ雑誌編集部で怪奇事件が連続発生。霊能者に視てもらったところ、殺人とか死がぞろ出てくる題材の作品ばかり扱うので、悪い気が溜まりやすくなっているとのこと。そこで、作品に死体を登場させることを編集長が禁止したところ、「死体を出さずにどうやって作品を成立させるんだ! 大体『死体を作品に出すから編集部に怪奇事件が連続発生する』なんて、そんな訳あるか!!」と伊藤潤二が激怒……という夢を見た。
 伊藤潤二が怒るのは尤もだけど、何だか面白いものを見ているような、愉快な気分だった。あと実際の伊藤潤二は、死体を出さなくても十分作品を作れるだろうと思うのだけど。