電車の中の暇つぶし

 普段出先で本を買うことなんて滅多にないのだけど、何故かこの時は本を2冊持っていた。長旅になる予兆だったんだろうか。どちらの本も車内で読むのは相当恥ずかしかったけど、手持無沙汰で数時間経っている辛さには代えられない。

吉井和哉のおセンチ日記

 Gちゃんにあげようかと思ってふらっと買い、迷惑かもなあと思い直してやめた本。元々連載当時リアルタイムで読んでいたので知っている内容が殆どだったが、今読むと懐かしさと当時とは異なる感慨を持って読める箇所があるのとで、妙にしんみりする。

吉井和哉の(秘)おセンチ日記

吉井和哉の(秘)おセンチ日記

恋と退屈

 銀杏BOYZの人の本。河出書房から出ているという点が何だか妙にツボに入ってしまい買った。ページを開いてから知ったのだけど、これは彼のブログ「朝焼けニャンニャン」を書籍化したものだった。そういえばこのブログ、勧められてチラッと読んだことあったんだよな。まさかこんな形でガッッツリ読むことになるとは……。あの時「精液臭い」と感想を書いたような気がするけど、若い男子の馬鹿さ加減と可愛らしさ、持て余すエネルギーが生臭く詰まっていた。10-20代前半の男子が集まると変な臭いがするが、そういう臭いがみっしりつまっている感じ。嫌悪するほどではないけど、傍には寄りたくない感じ。馬鹿な男子中学生みたいになりたいなあと思う時があるが、この本を読んで「自分には無理、絶対無理! なりたくてもなれない!」と思い知る。だいいち、あの溢れんばかりのエネルギーがない。

恋と退屈

恋と退屈