科学の実用化とか善意とか

 次に読みたい本を見つけたので、メモ。

戦争に加担した科学者の話を読むのが好きで、見つけると読むようにしている。科学を実用技術として用いることは素晴らしいこと、この開発がより良い展開をもたらすだろうと善意で行ったことが、どうして悲惨な事態を引き起こしたのか? もちろん善意だけではなくて功名心や好奇心*1もあっただろうし、当時の価値観の影響もあるだろうし、そして書いてあることは1つの見解にしか過ぎないのかもしれないけれど、それでも見つけると読まずにはいられない。
 そして、ハーバーの評伝を読みたいと常々思ってきたのだけど、今これの関連で調べてみて、近年出ていたらしいことを知る。
毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 (朝日選書 834)

毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 (朝日選書 834)

大気を変える錬金術――ハーバー、ボッシュと化学の世紀

大気を変える錬金術――ハーバー、ボッシュと化学の世紀

こんなのもあったのですね。知らなかった。
毒ガスと科学者―化学兵器はいかに造られたか

毒ガスと科学者―化学兵器はいかに造られたか

毒ガスと科学者 (文春文庫)

毒ガスと科学者 (文春文庫)

*1:この技術を実用化したらどんなことになるだろう? という興奮とか期待とか。