目を疑ったニュース

 あまりの凄まじさに、目を疑ったニュース。

橋下・特区構想の「あいりん地区」結核発症深刻 (読売新聞)
 日雇い労働者が集まる大阪市西成区の「あいりん地区」の人口10万人あたりの結核発症者数(罹患(りかん)率)は、全国平均の28倍にあたる516・7人に上り、国別罹患率で最も深刻な状況にあるアフリカ諸国と同水準に達していることが市の調査でわかった。
 橋下徹市長は同地区に子育て世帯を呼び込む特区構想を検討しており、罹患率の改善を重点課題に位置づける方針だ。
 厚生労働省によると、2010年の都道府県・政令市別の罹患率は、大阪府が29・9人、大阪市が47・4人で、いずれも全国平均(18・2人)を大きく上回った。府は20年連続、市は政令市で40年連続のワースト1となっている。(後略)

 多分排菌している患者の発見が遅れるのが蔓延の大きな理由だとは思うんだが、それにしても平成の世とは思えない罹患率だ……。感染症対策は日本の公衆衛生業務のトップから外れて久しいと思っていたのに、こんなことになっているとは。