都内の松屋でシュクメルリ鍋定食

田舎者

 20年ぶりくらいの久しぶりで松屋へ行ったら、何だかハイテクになっていた。店の前の券売機で食券を買って入ると、適当な席に座って待つ。店内の電子掲示板には、今調理中/出来上がりの食券番号が出ている。券売機で購入と同時に購入情報が厨房に伝わり、すぐ作り出せるのか! 病院の電子カルテと同じシステムだ。これなら店員が少なくても回せるし、日本語が話せなくてもやりとりに困らないだろう。少子高齢化、外国人旅行客、移民に対応してきているのだなあと感心することしきり。

シュクメルリ鍋

 待望のシュクメルリ定食は、そこそこにニンニク臭く、やはり今日食べて正解だと思えるものだった。ちょっと塩辛いが普通に美味しい。が、何故味噌汁をつけるのか。サラダはつけるか否かを選べるし、御飯も大盛りからミニライス*1までサイズを選べるのに、何故味噌汁はデフォルトなのか。シュクメルリに合わないじゃん。トーストを食べながら味噌汁を飲まされた子どもの頃の思い出が甦ってきて、気分が盛り下がるんだが。推察するに、味噌汁はシュクメルリで御飯が余ってしまった時のセーフティ・スープなのだろう。実際、隣の席の客はシュクメルリが無くなってしまってから味噌汁の椀を開けていたし。ちなみに、隣の席も向かいの席も、はす向かいの席もシュクメルリを注文していて、私の座っていたテーブルは皆シュクメルリを食べていた。大人気だな、おい。

ニンニク臭すごい、あと喉が乾く

 食べ終わってから新幹線に乗ったところで、親切な隣客が「荷物を棚に上げましょうか」と提案してくれた。「ありがとう、でもお構い無く」と返事したところで(今、私絶対ニンニク臭かった……!)と凹む。明日一日誰とも会わないからニンニク臭くても大丈夫だと思ったのに! あーもうヤダ恥ずかしい、話しかけないでくれれば良かったのに、と内心隣の客に八つ当たりする有様。未来、排泄介助が必要な高齢者になったら、羞恥のあまり介助者に逆ギレする高齢者になりかねんな、私。

*1:ミニライスにすると御値段も少し下がる。配慮が行き届いている。