王道パターン

 最近「戦時下の東ヨーロッパで悲惨な体験をした人が、その時のトラウマが元で大暴れ」というハリウッド映画を立て続けに観た。ハリウッドにとって、やはりナチとソ連は悪役に仕立てやすいのか。
 そして舞台が東ヨーロッパなのに、登場人物たちが英語を話すことに物凄く違和感をおぼえる。(観客が自己投影する)主人公が英語を話すのは譲ったとしても、敵役のナチやソ連兵にはドイツ語やロシア語を話させれば良いのに。その方が、より敵*1らしい印象が高まるだろうに。観客がドイツ語やロシア語を聞き取れないのは字幕で対応すれば良いと思っていたのだが、識字率の問題があるのだろうか。それとも過剰な「敵」演出は避けるためなんだろうか。
 

*1:自分たちとは異質の集団という印象が上昇するので。