I know, I know

 「客」数名と仕事の打ち上げ。お酒が入って気分が良くなったのか、普段私に悪態ばかりつく「客」が「あなたのこと好きですよ」と言った。
「知ってます」
私が即答して会話は終了。私の回答は意外だったのか、話の腰を折られたと感じたのか、自信過剰だとブツブツ言われる。でも知ってたしな。ここで『思いがけないことを聞いた! 嬉しい! 感激!! 』みたいな反応をする方が、今後の仕事のしやすさを考えた場合良かったんだろうか。
 この「客」の言動を見ていると、好き嫌いがとても重大な事柄だと認識しているのだなとよく思う。でも、私は仕事の相手に好き嫌いがあまりない。苦手は沢山いるが、嫌い(避ける)は殆どない。嫌っても避けられないしな。昔はもっと嫌いな相手がいて、そういう相手と接する時は憂うつになっていたと思う。今は本当に減った。減ったのは年の功かもしれないし、職場に恵まれているのかもしれない。いずれにせよ『あの「客」とは違う、私は変わったんだな』とは思う。