「めがね」DVD

 同僚が好きな映画だと言うので観てみた。与論島の美しい空と海、意味ありげな(しかし別にない)会話、不思議な存在感の人々。最初は反発する主人公も、次第にその中に馴染んでいく……ぬるいファンタジーだなオイ。就寝してる時も化粧はバッチリだし、蝿も出ないし、トランク忘れてもいつもオシャレな服着てるし。何が面白いのかな、話の筋らしい筋がなく、安心して身を委ねて観られる感じが良いのかなあ等考える。そして、私はビタイチ琴線に振れなかったのだが、どうしてこれほどまでに琴線に振れないのか、その事を切なく思った。琴線、振れて欲しかったんだけどなあ。

めがね(3枚組) [DVD]

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「ついボーッと見てしまって、脳が緩んでいく感じを楽しむ」なら、私は「ノスタルジア」かなあ。 「製作者の悪意を感じるほど」眠たくなるんだけど、退屈でというより心地良過ぎて眠くなる。心地良さが忘れられなくて何度か見たが、最後まで起きていられた例がない。